就職活動での連絡、返信しやすく連絡がつきやすいのは「LINE」がすでに圧倒的多数派【学情調べ】

若者世代において、メールとLINEは完全な別物という扱い。メールは「見逃すことがある」という印象に。

学情は、「就職活動で使うコミュニケーションツール」について、2022年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生の意識調査を実施した。同社のインターンシップサイト「あさがくナビ2022」登録会員から回答を得ている。

電話やメールはすでに時代遅れ? 大学生の標準的な連絡ツールは「LINE」

「就職活動でもっとも連絡がつきやすいツール」について聞くと、「LINE」52.3%、「メール」44.3%で、LINEがメールを上回った。また電話は3.4%と非常に低調だった。理由については、LINEが「使い慣れていて便利」「見逃す心配がない」といった意見があがった。

「日常生活で良く利用しているコミュニケーションツール」でも、「LINE」は93.9%で1位、以下「フリーメール」37.3%、「大学のメール」32.5%、「携帯キャリアのメール」13.8%、「電話」9.0%で、すでに大学生世代の標準的な連絡方法はメールでも電話でもなく、LINEに移行したことがわかる。

 

そこで「就職活動でもっとも連絡がつきやすいツール」を、2021年卒と2022年卒に対して聞くと、2021年卒は「メール」61.7%が最多だったのに対し、2022年卒は「LINE」52.3%が最多で、1年差で逆転したことがわかる。2021年卒は「電話」も5.2ポイント増加している。

 

こういった状況に対し、2021年卒学生からは「ビジネスでもっとも使われるツールだと思うから、メールに慣れておきたい」という意見と同時に、「日程調整など、すぐに確認が必要なものはLINEだと早く返信できる」という意見が上がっている。

就職活動でのLINE利用、学生の7割以上が「連絡で使用したい」

学生に「就職活動の連絡でLINEを使用したいですか」と聞くと、「ぜひ利用したい」38.5%、「どちらかと言えば利用したい」33.2%で、7割以上が利用意向を示した。一方で、「メールと同じ文面だと堅苦しく感じるし、フランクになりすぎてもいけないので、送る文章に迷う」「アイコンの写真に気を遣う」「既読をつけたら、すぐに返信したいので確認するタイミングに迷う」など、独特な不安を感じている学生も多かった。

 

「LINEを利用したい理由」としては、「使い慣れたツールだから」72.2%が最多。以下「メールのように見逃してしまう心配がないから」53.4%、「返信しやすいから」47.3%が続いた。実際はメールも未読・既読を判別する仕組みが用意されているし、返信のハードルもさして差はないはずだが、すでに学生世代には、LINEとメールの利用について、まったく異なる印象が生まれていると思われる。

 

調査概要

  • 【調査対象】「あさがくナビ2022」来訪者
  • 【調査方法】サイト来訪者にアンケートのポップアップを表示
  • 【調査期間】:2020年7月16日~28日
  • 【有効回答数】853名
    ※同期間に同手法で、「あさがくナビ2021」来訪者826名に対しても、「コミュニケーションツール」に関する調査を実施
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