「2021年卒の就活」に拭いきれないコロナの影、「内定・内々定取り消しが不安」な人が2割近く【学情調べ・2020年10月時点】
2021年卒の内定の獲得率は、84.0%。内々定獲得後も就活している学生は6月より上昇。
2020/10/19 8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
学情は、2021年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に「内定獲得状況や内定承諾」に関する調査を実施した。
拭いきれないコロナの影響、「内定・内々定取り消しが不安」な人が2割近く
まず調査時点(2020年10月1日~10月5日)で内定を獲得していた学生は、84.0%。6月時点の内々定率は64.2%で、4か月でかなり内定獲得が進んだ。
一方で「内々定獲得後」も就職活動を継続していた学生は39.0%だった。内訳は「内々定承諾をした上で、就職活動を継続した」が17.3%、「内々定承諾を保留した上で、就職活動を継続した」が21.7%だった。6月時点では、内々定獲得の学生の就職活動継続率は36.8%だったため、それよりも上昇している。
「内々定獲得後も、就職活動を継続した理由」を聞くと、「志望している企業の選考予定が入っていたから」60.3%、「就職活動で後悔したくないから」58.0%がとくに多い。一方で、「コロナ禍の業績不振などで、内定・内々定取り消しが不安だったから」19.8%も多い。
「内定承諾企業を絞った・絞ろうと思ったタイミング」については、「第一志望の企業から内々定を得たとき」52.0%が最多で、2位の「選考中企業の選考が終了したとき」26.5%の倍近く差を付けており、選考状況を注視している学生が多いようだ。一方で、面談や懇親会、内定式に参加した後など、生の雰囲気を感じてから内定承諾したいと考えている学生も一定数が存在した。
調査概要
- 【調査対象】2021年以降に卒業予定の大学・大学院・短大・高専・専門学校の学生を対象とするサイト「あさがくナビ2021」への来訪者
- 【調査方法】サイト来訪者・登録会員に回答依頼
- 【調査期間】2020年10月1日~10月5日
- 【有効回答数】400名
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