2021年卒の7月最新の「就活」状況、内定率は4年ぶりに8割を下回り77.7%に【ディスコ調べ】

7月1日にキャリタス就活・学生モニター(2021年3月以降卒業)を対象に、コロナ影響下の就職活動をアンケート。

ディスコは、就職活動調査の最新結果を発表した。調査期間は2020年7月1日~5日で、同社の新卒学生向け就職準備・就活情報サイト「キャリタス就活2021」の学生モニター(2021年卒業予定者)1,230人から回答を得ている。なお2021年卒業予定者に対しては、採用面接が6月1日に正式解禁されている。

2021年卒業予定者の7月1日時点の内定率は77.7%

まず全体に「内定を得ているかどうか」(内定率)を聞くと7月1日時点の内定率は77.7%。前年84.0%を6.3ポイント下回った。7月の内定率が8割に届かなかったのは2017年卒以来4年ぶり。「就職活動の状況」を聞くと「就職先が決定し活動終了」としたのは57.6%で、以下「活動継続(内定無し)」22.3%、「活動継続(内定あり)」15.6%、「活動終了(就職先未決定)」4.5%が続く。

 
 

時期別での内定率の推移を見ると、2016年の不況以降、内定率は徐々に上昇傾向を見せていたが、2021年卒は減少。就職先決定者の57.6%も前年同期(67.7%)より10.1ポイント低く、新型コロナ起因による動きの鈍さが感じられる。

 

内定がまだない学生、近々もらえそうなのは1割未満

「活動継続(内定あり)」(内定は取得したが就職先を決めていない人=192人)にその理由を聞くと、「本命の企業がまだ選考中」32.9%、「自分に合っているかわからない」30.8%が上位。「複数内定で優劣つけがたい」「待遇面に不満」は前年より低い。同時に「活動継続(内定無し)」(274人)に内定獲得の見通しを聞くと、「近々内定をもらえる見通しが立っている」は9.1%で、大多数が不透明な状況だった。

 
 

調査概要

  • 【調査対象】2021年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査期間】2020年7月1日~5日
  • 【有効回答数】1,230人(文系男子389人、文系女子362人、理系男子343人、理系女子136人)
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