2022年卒学生の就活、不安なのは「採用数の減少」が9割近く。「先輩の情報が参考にならない」という声も【ディスコ調べ】

参加したいプログラムでは、就業体験をともなうものが人気。

ディスコは、2022年卒学生を対象に「職業意識とインターンシップ」について調査した結果を発表した。調査期間は2020年6月19日~25日で、同社の新卒学生向け就職準備・就活情報サイト「キャリタス就活2022」の学生モニター(2022年卒業予定者)1,090人から回答を得ている。

オンラインインターンシップ「参加したい」は9割近く、就業体験を重視

まず「インターンシップ等への参加意向」を聞くと、全体の94%が参加したい/参加する予定と回答。参加方針では「できるだけ多くのプログラムに参加したい」「少しでも興味があれば参加したい」という人が6割超だった。

また今年は、インターンシップもオンライン実施が予想されるため、参加意向を聞くと「オンラインインターンシップに、積極的に参加したい」45.1%、「参加してもよい」43.7%となり、9割近くがオンラインを受け入れている。なお「参加したくない」という人は、「インターンシップのような発言が求められるものは、家族に聞かれたくない」「現場を自分の目で見ながら体験したほうが、より深く研究できるから」といった意見をあげている。

続いて「参加したいプログラムの種類」を聞くと、「インターンシップ(就業体験を伴う複数日程のもの)」80.8%、「1Day仕事研究プログラム(就業体験を伴う1日以内のもの)」84.2%が特に人気。具体的なプログラムでも、「業界や企業の概要を理解できるもの」89.3%が最多で、「実際の職場を見ることができるもの」81.5%が続く。就業体験を通して、ネット情報やクチコミだけでは分からない会社の雰囲気を知りたい、という狙いがあると考えられる。

現時点で興味がある・働いてみたいと思う業界は、文系・理系・院にかかわらず「メーカー」が1位だった。

コロナ禍での就活の不安、最も多いのは「採用数の減少」

「今後コロナ禍で就職活動を行っていくことへの不安」を聞くと、「採用数の減少」86.0%がとくに多く、以下「インターンシップの減少」60.7%、「就職に関する情報の不足」55.1%、「学業と就職活動の両立」52.9%が半数を超えた。その他もさまざまな不安があがっており、「コロナの影響による就活への不安はない」とした人は1.3%に留まっている。また「先輩の就活情報が参考にならない」「アピールできる要素が少ない」というのも、今年特徴的な不安事項と考えられる。すでに就職ガイダンスが中止になるなど、具体的なアクシデントも発生しているようだ。

「最後に自分たちの就職戦線が1学年上の先輩たち(2021年卒者)に比べてどのようになると見ているか」と聞くと、「非常に厳しくなる」44.6%、「やや厳しくなる」43.8%。前年同期調査と比べると、「非常に厳しくなる」が16.2%から44.6%と大きく上昇していた。

調査概要

  • 【調査対象】2022年3月卒業予定の全国の大学3年生・大学院修士課程1年生
  • 【調査方法】インターネット調査(キャリタス就活2022会員が対象)
  • 【調査期間】2020年6月19日~6月25日
  • 【有効回答数】1,090人(文系723人、理系・学部生 266人、理系・大学院生101人)
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