プロスポーツの「無観客試合」開催、「まだ早い」の声は3割。20代・30代ほど強い【クロス・マーケティング調べ】
情報発信やチケット争奪で、今後プロ側もファン側も「ネット活用」が拡大する予兆。
2020/7/10 11:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
クロス・マーケティングは、「プロスポーツ試合の無観客開催(リモートマッチ)に関する調査」の結果を発表した。調査日は7月3日で、全国20歳~69歳の男女1,100人が回答している。
5月25日に緊急事態宣言が全面解除され、6月19日にプロ野球、7月4日にプロサッカーの開幕戦が、無観客で開催された。
「開催されてよかった」7割に対し「まだ早い」3割
まず、プロスポーツ試合の無観客開催(リモートマッチ)についてその賛否を聞くと、「開催されてよかったと思う」69.2%、「まだ開催に踏み切らないほうがよかったと思う」30.8%で、賛成多数ながら反対する声も多かった。
性年代別で見ると、男女ともに20代・30代は、「まだ開催に踏み切らないほうがよかったと思う」との声が平均より多い。逆に年齢が上がるほど、「開催されてよかったと思う」との声が増えている。最も多いのは、女性40代と女性60代で同率72.7%に達している。男性20代は61.8%で、10ポイント以上の開きがあった。
あわせて「昨今の状況下でプロスポーツに関連して増えそうなこと」を聞くと、「ファンがTV、インターネットで試合経過や結果をチェックすること」35.0%、「人数制限ありの観戦可能なチケットの倍率」27.0%、「ファンがチームの公式サイトやSNS等で書き込みすること」19.6%、「各チームからの情報発信」19.5%などが上位となった。「スポーツバー等の大型ディスプレイがある場所での多人数観戦」は8.8%に留まっている。
調査概要
- 【調査対象】全国20~69歳の男女
- 【調査方法】インターネットリサーチ(セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
- 【調査期間】2020年7月3日
- 【有効回答数】1,100人
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