2022年卒のインターンシップ人気企業、IT業界は前年3位「NTTデータ」が1位に【楽天みん就調べ】
楽天は、2022年卒業予定の学生を対象に調査した「インターンシップ人気企業ランキング」および「IT業界インターンシップ人気企業ランキング」を発表した。全企業約360社(そのうちIT企業約200社)について学生が投票を行い、人気をランキング化した。楽天が運営するクチコミ就職情報サイト「楽天みん就」に登録している、2022年卒業予定の学生1,562人が回答している。
総合ランキング1位は、研修プログラムが毎年人気の「ニトリ」
総合ランキングでは、前年と同じく、1位は「ニトリ」だったが、2位「アサヒ飲料」は26位からの急上昇、3位「味の素」は4位からのランクアップだった。
1位のニトリは、毎年ユニークな体験型プログラムを提供していることで定評があり、志望理由別ランキングの「企業担当者のイメージが良い」でも1位を獲得した。
今年の動向は、新型コロナウイルスの影響を感じさせるものとなっており、前年2位の「全日本空輸(ANA)」は、新卒採用をストップしたため14位と大きくランクダウン。「日本航空(JAL)」(3位→15位)も同様だ。逆に、巣ごもりでのゲーム需要が追い風となり、「ソニー」(80位→18位)、「任天堂」(105位→23位)は大きくジャンプアップした。テレワーク環境の整備に積極的な「NTTデータ」(18位→4位)、新卒採用人数の増加を決めた「アイリスオーヤマ」(87位→27位)も敏感に反応している。
新型コロナは、企業側の動きだけでなく、学生側の動きにも影響を与えている。志望理由別のランキングの「先輩に勧められた(WEBの口コミも含む)」で1位を獲得した「SCSK」は180位→84位に、「教授・親に勧められた」3位の「NEC(日本電気)」は200位→46位に大きくランクを上げており、身近な人からの情報を最大限に活かしている様子が感じられる。
IT業界ではNTTデータが11年連続1位、ランキング上位の顔ぶれは変わらず
「IT業界インターンシップ人気企業ランキング」は、上位10社に大きな入れ替わりはなく、前年3位「NTTデータ」が1位(総合4位)となった。インターンシッププログラムの内容のほか、新型コロナ、テレワーク環境の整備といった要因が複合したと思われる。
その他、エンジニア向けプログラムをテーマ別に用意するなどの対応で、「NTTコムウェア」(45位→26位)、「日立ソリューションズ」(86位→31位)が上位となった。“インターンシップを通してスキルアップを図りたい”という学生も多いという。
性別のランキングも、大きな差はないが、男性では「日本IBM」(総合13位→男性9位)、女性では「ぐるなび」(総合10位→男性7位)の人気が高い。
志望理由別のランキングを見ると、「プログラムを通じてスキルが身に付きそう」では前述の「NTTコムウェア」が1位(総合26位)と人気。「先輩に勧められた(WEBの口コミも含む)」では「みずほ情報総研」が1位(総合37位)だった。
「IT業界に対して感じるイメージ・魅力は?」というアンケートでは、「成長性の高いビジネスである」44.8%が最多で、「時代の最先端である」26.6%がそれに続いた。
調査概要
- 【調査対象】「楽天みん就」に登録している、2022年卒業予定の大学・大学院生
- 【調査方法】「楽天みん就」上でのWebアンケートおよび、楽天みん就主催のオンラインイベント「みん就LIVE」でのWebアンケート
※投票者1名につき、ノミネート企業約200社のうちインターンシップに行ってみたい企業を5社~7社選択。 - 【対象企業数】
※「インターンシップ人気企業ランキング」約360社
※「IT業界インターンシップ人気企業ランキング」約200社 - 【調査期間】2020年4月8日~2020年7月31日
- 【有効回答人数】1,562人(インターンシップ人気企業ランキングの回答者1,129人、IT業界インターンシップランキングの回答者433人)
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