紙でも電子書籍でも“読書の秋”はやっぱり根付いている? ここ数年大きな変化なし【クロス・マーケティング調べ】

「読書の習慣」は前回調査から変化なし、「読書好き」がやや増加。若年層の読書数が伸びる。

クロス・マーケティングは、「読書に関する調査」の結果を発表した。同社では“読書の秋”にちなんで、2015年から隔年で読書に関する調査を実施している。今年で3回目。

「読書の習慣」は前回調査から変化なし、「読書好き」がやや増加

定期的・定量的に本を読む「読書の習慣」についてまず聞くと、「読書習慣あり」39.8%、「読書習慣なし」60.2%だった。2015年調査では「読書習慣あり」50.8%、「読書習慣なし」49.3%と、ぎりぎり習慣ありが優勢だったが、2017年調査で「読書習慣あり」39.4%と大きく減少していた。今回調査はそのまま横ばいの状況を示している。

一方、読書が好きか嫌いかの「好意度」を聞くと、「読書は好き」は70.1%。2015年から2017年にかけては減少していたが、今回は若干数値を戻した。習慣化には至っていなくても、やはり“本”を愛する人が根強く存在している様子が伺える。

電子書籍に「劇的な増加」は見られず、若年層は読書数が伸びる

近年は電子書籍が定着してきたが、「読書の手段」については、2015年・2017年・そして今回の2019年の調査でも、圧倒的に「主に紙の書籍で読む」派が多く、9割前後を占めている。今回初めて89.3%と9割を下回ったが、まだまだ紙の書籍は人気だ。

最後に「1年前と比べて読書数はどう変化したか」を聞くと、どの性別・年代でも「変わらない」が多数派だったが、男性15~19歳、女性20~29歳で「増えた」が明らかに高かった。

ちなみに、2018年・2019年に話題となった書籍としては、「漫画 君たちはどう生きるか」「大家さんと僕」「一切なりゆき 樹木希林のことば」「日本国紀」「そして、バトンは渡された」「トラペジウム」「ざんねんないきもの」などがあげられる。

調査概要

  • 【調査対象】15~69歳の男女
  • 【調査地域】一都三県(埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県)
  • 【調査手法】インターネットリサーチ
  • 【調査期間】2019年10月11日~14日
  • 【有効回答数】1,200サンプル
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