テレビ放送とネット動画、20代で「平日はテレビ放送をまったく見ない」が「ネット動画をまったく見ない」を上回る【クロス・マーケティング調べ】
クロス・マーケティングは、「テレビとインターネット動画配信に関する調査(2021年)」の結果を発表した。「テレビ放送、インターネット動画配信の視聴時間」「テレビ放送・インターネット動画配信について、感じることや接し方」「今年見たなかで好きな番組」などについて、1,100名から回答を得ている。
まだまだテレビ視聴が主流ながら、20代でついに逆転も
まず「テレビ放送(地上波・BS・CSなど)」と「ネット動画(YouTubeやサブスクなど)」の視聴時間について聞くと、平日テレビで86.8%、休日テレビで85.6%、平日ネット動画で66.7%、休日ネット動画で68.5%が、番組視聴を行っていた。
ただし年代別で見ると、年代が高くなるほどテレビの視聴時間は長く、インターネット動画配信の視聴時間は短い。特に、20代の平日テレビ視聴は74.5%だったのに対し、平日ネット動画視聴は75.0%で、わずかではあるがネット動画のほうが上回っていた。
また「テレビ放送」「ネット動画」のそれぞれについて、感じることや接し方を聞くと、いずれもトップは「無料で楽しむことができる」各38.2%・26.8%だった。動画配信モデルに対する感覚として、「無料である」という意識が強く浸透していることがわかる。
2位以下では、テレビは「大きな事件が起きたときにニュースを確認する」37.5%が続き、それに並んで「CMが多い」36.5%という意見が強い。ネット動画配信は2位以下に「好きな時間に好きな番組を選んで見ることができる」26.1%、「スマホやタブレットなどで、どこでも見ることができて便利」25.0%が続いている。こちらは、番組モデルや視聴スタイルの違いが浮き彫りとなっている。
「今年見たなかで好きな番組」では、『オリンピック』39件がやはり多いが、『TOKYO MER』23件、『ハコヅメ』20件といったドラマ、定番バラエティの『水曜日のダウンタウン』23件をあげる声も多かった。
調査概要
- 【調査対象】全国20~69歳の男女
- 【調査方法】インターネットリサーチ(セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
- 【調査時期】2021年8月27日~29日
- 【有効回答数】1,100サンプル
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