「2018年版 テレビのニーズ調査」テレビは生活に欠かせないものが8割【シード・プランニング調べ】
シード・プランニングは一般生活者1,000人を対象に「2018年版 テレビのニーズ調査」を行った。これはテレビの利用実態とニーズを把握するとともに、ネット時代、4K・8K時代に求められるテレビの在り方や、テレビの需要への影響を探るもの。その結果を紹介する。
テレビのネット接続率は3割超。家庭でのWi-Fi利用率は9割に
テレビのネット接続率は、4年前の2014年調査では25.6%であったが、今回の2018年調査では31.2%となり、5.6ポイント増加した。
家庭でのWi-Fi利用率は、2014年調査の57.8%から大きく伸長し、87.6%に達した。
「テレビは生活に欠かせないもの」が8割
「テレビは生活に欠かせないもの」という考え方について、「そう思う」および「どちらかといえば、そう思う」と答えた肯定派が80.1%、「どちらかといえば、そうは思わない」と「そうは思わない」の否定派が19.9%となった。
性・年代別では、男性の50代と60代、女性の20代、40代および60代でそうした意識が高く表れたとのこと。
8割超が動画サービスを利用。多くはPC/スマートフォンで視聴
利用したことのある動画配信サービスを聞いたところ(複数回答可)、1位は「YouTube」の69.5%となった。これは2014年調査の67.7%からほぼ変わっていない。
回答者の81.3%は動画配信サービスを利用している(前回2014年調査の72.2%から9.1ポイント増加)。
上位6サービスの利用端末(テレビ/パソコン/タブレット/スマートフォン)を聞いた結果がこちら。
YouTubeはパソコンとスマートフォンの両方でよく利用されている。2016年にサービスを開始したAbemaTVは、スマートフォンからの視聴が最も多くなっている。またAmazonプライムビデオはテレビでの利用率が他のサービスより高い。
動画視聴が伸びる端末はテレビとスマートフォン
動画配信サービスの利用頻度が今後増えると思う端末を聞いたところ、最も回答が多かったのは「テレビ」で34%、次いで「スマートフォン」の32.1%となった。
この回答を性・年代別に見ると、「テレビ」の選択は男性60代と女性50代・60代で多く、「スマートフォン」の選択は女性20代・30代で多かったという。また「パソコン」の選択は男性に多く、女性に少ないという傾向があったとのこと。
4割がインターネット同時配信を「利用したい」
2019年に開始が予定されている放送の同時配信サービスについては、42%が利用意向を示した。その理由として、「外出中、移動中にテレビがなくてもネットに接続すればリアルタイムで放送を見られるのは便利」といったように利便性に期待する声が複数あったとのこと。
調査概要
- 【調査対象】自宅にテレビがあり、スマートフォンを使用している全国の20歳以上の男女
- 【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
- 【調査時期】2018年2月9日~2月12日
- 【回答者数】1,000名(20代、30代、40代、50代、60代の年代毎に男性50名、女性50名)
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