サイバーエージェントのAI研究組織が米国イェール大学の研究者をアドバイザーに招請

最先端の経済学の広告技術への応用が目的、新世代の広告配信技術の研究・開発を推進

インターネット広告のサイバーエージェントで広告技術サービス開発を行うグループエンジニア横断組織、アドテクスタジオは、人工知能(AI)研究組織、AI Lab(エーアイ ラボ)で米国イェール大学経済学部の研究者、成田悠輔さんをアドバイザーに招いた、と11月25日発表した。最先端の経済学の広告技術への応用を目的にする。広告によるユーザー体験やブランド体験への影響の因果関係の推定や、広告取引での価格決定メカニズムの改善といった課題に取り組む。AI Labはこれまでに東京大学、明治大学、静岡大学、電気通信大学と連携している。

成田さんは東京大学を卒業し、同大学院を修了した後、米マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得した。現在はイェール大学の経済学部などで研究している。因果推論・計量経済学とその市場設計(マーケットデザイン)・教育・労働などへの応用で期待される。因果推論・計量経済学は、社会現象・人間行動の理論モデルとデータ、統計学の手法を組み合わせ、政策やサービスの効果を評価・予測する学問を指す。AI Labが持つ機械学習の技術と、計量経済学やマーケットデザインの考えを組み合わせ、新世代の広告配信技術の研究・開発を進める。

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