NRI「生活者1万人アンケート調査」でスマートフォン保有50%超、タブレット端末も2割

インターネットショッピング利用者は全年代で着実に増加して全体で5割近く、20代は7割

コンサルティング・ソリューションの野村総合研究所(NRI)は、「生活者1万人アンケート調査」の結果を11月17日に発表した。情報端末の普及が急速に進み、スマートフォンの個人保有率は50%を超え、タブレット端末も2割近くにのぼった。インターネットショッピングの利用者も全ての年代で着実に増加し、全体で5割近くになった。消費の際の情報源ではインターネットが伸び、テレビCMや折り込みチラシなど他のメディアの参照度が減少している。

調査は1997年から3年おきに実施し、7回目となる。今回は全国の15~79歳の男女を対象に7、8月に訪問留置法で行った。有効回答数は1万316。自分で自由に使える情報端末の保有状況(複数回答)では、スマートフォンの伸びが大きく、前回2012年の調査で22.8%だったのが51.8%と2倍以上になった。タブレット端末は4.8%から18.4%に拡大した。半面、携帯電話が55.3%から33.3%に下がった。PCはほぼ横ばいでデスクトップ23.1%、ノート45.3%だった。

インターネットショッピングは、過去1年の利用経験者が全体の平均で49.1%(2012年38.5%)にのぼり、中でも20代は71.5%(同55.5%)と7割を超えた。30代の65.1%(同58.2%)、40代の60.8%(同45.7%)と続く。利用者の年間平均利用回数は14.8回。消費の情報源(複数回答)は、男性のAV機器・情報家電の場合、携帯電話・スマートフォンでのインターネットが19.0%(同8.3%)、テレビCMは21.0%(同28.4%)、折り込みチラシ16.8%(同21.9%)となった。

野村総合研究所
http://www.nri.com/jp/

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