定額制動画配信サービスサイトのPC訪問者は推定166万人、動画配信サイト全体の総滞在時間はWeb全体の11%
インターネット利用状況調査のビデオリサーチインタラクティブは、定額制動画配信サービスサイト(SVOD)とSVODを含めた動画配信サイトのPCインターネットでのアクセス状況についてまとめ、11月12日、調査結果を発表した。2015年10月度のアクセス状況をみると、SVODの推定訪問者数は166万人だった。平均滞在時間はSVODの26分と比較して、動画配信サイト全体の3時間28分のほうが長い。これは訪問者数の規模が大きい「YouTube」「ニコニコ動画/生放送」などの平均滞在時間の長さに起因している。また、動画配信サイト全体の推定総滞在時間は7380万時間で、Web全体の総滞在時間の11%だった。集計は、「Hulu」、「Netflix」、「dTV」、「バンダイチャンネル」などのSVOD10種を含む52種の動画配信サービスを対象に行った。
SVODを含めた主な動画配信サイト全体の月間推定訪問者数の推移をみると、2014年10月以降2000万人~2200万人の範囲で推移している。訪問者1人あたりの月間での平均滞在時間は、3時間半前後で安定して推移している。SVODの推定訪問者数は、150万人強の規模で、2015年9月には過去13ヵ月でもっとも多い188万人を記録している。平均滞在時間は2015年3月までは10分台で、4月以降は20分以上を示しており、漸増傾向にあるといえる。動画配信サイト全体の接触者率を男女別にみると、男性は59.5%で、女性は45.3%だった。SVODについては目立った男女差はなかった。スマートフォン所有の有無による動画配信サイト全体の平均滞在時間をみると、非所有者は4時間24分で、所有者は2時間37分だった。スマートフォン所有者は、PCとスマートフォンのクロスデバイスでの動画視聴にシフトしていることが推定できる。
ビデオリサーチインタラクティブ
http://www.videoi.co.jp/
SVODを含めた動画配信サイトのPCインターネットでのアクセス状況
http://www.videoi.co.jp/
ソーシャルもやってます!