2015年度のPC動画広告出稿社は1,671社、3割の企業がPCバナー・テレビCM・スマホ広告を併用
インターネット利用状況調査のビデオリサーチインタラクティブは、2015年4月より開始した動画広告の広告統計サービスをもとに、2015年度(2015年4月~2016年3月)の動画広告出稿状況について取りまとめ、6月29日発表した。2015年度にPC動画広告を出稿した広告主数は1,671社で、同じPCデバイスのバナー広告にも出稿のあった広告主は1,178社だった。同じくスマートフォン広告に出稿したのは886社、テレビCM広告出稿社は659社だった。動画広告に出稿した1,671社中、PCバナー広告、スマートフォン広告、テレビCMのいずれも広告出稿していたのは499社だった。調査はビデオリサーチインタラクティブの基準で収集・データベース化したPCの動画広告やバナー広告などの広告統計サービス「Web Ads Report Advance」、スマートフォン広告のデータベースサービス「SmartPhone Ads Report」、ビデオリサーチ社の「テレビ広告統計(関東地区)」を基にまとめた。
動画広告出稿社数の業種別シェアをみると、「旅行・観光」「レジャー」「官公庁」などを含む「他のサービス」が34%と最も多くを占め、次いで「製造業」23%、「IT業種」12%が続いた。バナー広告・スマートフォン広告の業種別シェアと比較すると、動画広告では「製造業」のシェアが高く、逆に「IT業種」「専門店(小売)」のシェアが低い傾向にあることが分かった。動画広告出稿銘柄の商品種類別に推定出稿量をみると、「官庁・地方自治体」が最も多く、以下「輸送用機器 企業PR」「コンピューター(ハード)企業PR」が続いた。バナー広告の推定出稿量ランキングと比較すると、「邦画」「洋画」など映画案内のランクアップが目立った。
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