「メディア定点調査」で「携帯・スマートフォン」「タブレット」が接触時間の4分の1
広告事業の博報堂DYメディアパートナーズは、生活者のメディア接触の現状を調べる「メディア定点調査」の2015年の結果を7月7日発表した。メディア接触時間は前年とほぼ同じだったが「携帯電話・スマートフォン」「タブレット端末」が伸び、この2つで全体の4分の1を超えた。東京ではスマートフォンの所有率が7割に迫り、タブレット端末も約3割となった。調査は東京都、大阪府、愛知、高知県の15~69歳の男女に1月30日~2月12日に郵送で実施した。サンプル数は2504。2006年から現在の調査設計で毎年行っている。
東京の1日あたり(週平均)のメディア接触時間は383.7分で、2014年の385.6分に続き380分台だった。2006年以降、デジタルメディアの伸びが大きく、マスメディアが減少傾向にある。デジタルメディアでは「パソコン」が68.1分と2011年の81.7分をピークに減少している半面、「携帯電話・スマートフォン」は80.3分、「タブレット端末」は20.6分で、それぞれ前年の74.0分、18.2分から増え、パソコンからモバイル機器へのシフトが進んでいる。東京での所有率はスマートフォンが69.2%、タブレット端末は27.5%となった。
東京の1日あたり(週平均)のメディア接触時間で4時間未満を「ライト」、4時間以上6時間未満を「ミドル」、6時間以上を「ヘビー」に各層を区分すると、「ヘビー」が49.6%とほぼ半数あり、2006年の38.9%から10ポイント以上増えた。10時間以上も11.3%と2006年の5.3%から倍増した。一方、2006年に30.3%だった「ライト」は23.2%まで減少した。スマートフォンとタブレット端末によるサービス別の利用率では、「動画を見る」「検索」「ショッピング」はほぼ同じ水準で差が小さく、両方で同じように使われていた。
博報堂DYメディアパートナーズ
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