88%の企業が公式サイトに期待。IMJモバイル、企業モバイルサイトの調査を実施
IMJモバイルは5月27日、「企業のモバイルサイトへの取り組み実態及び意識調査」の調査結果を発表した。
調査期間は2008年5月12日~5月13日、有効回答数は310名。全国の25歳以上の男女、調査会社が保有する調査パネルを対象にインターネットリサーチによる調査を行った。
調査結果から、企業のモバイルサイト活用目的は「販促」「商品の認知促進」最も多い回答となり、公式サイトは勝手サイトに比べ、ブランディングの手段として期待されていることが明らかになった。
公式サイトへの期待についての質問には、「一定した集客」が最も高く、次いで「ユーザーからの信頼感の獲得」となっており、企業は課金を目的としないモバイルサイトを運営する場合においても、集客や信頼性といったメリットから、公式サイトに取り組んでいると見られる。
また、フィルタリングサービスの自社への影響について、36%が影響する回答しており、特に影響しない(34%)を上回る結果となっている。今後のフィルタリングサービスの動向が、企業のモバイルビジネスに少なからず影響することが調査結果からうかがえる。
調査結果トピックス
- モバイルでのターゲティングユーザーは、F1・M1層。学生への意識はPCを上回る
- 保有するモバイルサイトは、公式サイトが69%、勝手サイトが74%
- モバイルサイトの保有意向は高く、公式サイト保有意向(88%)はさらに高い
- モバイルサイトは「販売促進」、「商品の認知促進」を重視
- 36%がフィルタリングサービスでモバイルサイト運営方針に影響
- 公式サイトへの期待は、集客や信頼性、ユーザーIDによるマーケティング効果
- 投資額は、大企業の半数が10百万円以上、2割は50百万円以上を検討、企業規模に応じて2極化
PCサイト、モバイルサイトそれぞれのターゲット層を尋ねた結果。モバイルサイトのターゲット層の上位は「F1層」(61%)と「M1層」(56%)という結果である。また、学生層をターゲットにする場合、モバイルサイトがPCサイトを上回る結果となり、学生をターゲットにするならばPCサイトよりもモバイルサイトが有効だと考える企業が多いことがわかる。
モバイルの公式サイトに期待することを尋ねた結果、公式サイト保有企業では、「一定した集客が見込める」(62%)が最も高く、次いで「ユーザーからの信頼性の獲得」(48%)、「検索結果で上位に表示される」(47%)となった。一方、公式サイト未保有企業においては「ユーザーIDを利用したマーケティング」が「一定した集客が見込める」と同じく55%で最も高く、次いで「ユーザーからの信頼性の獲得」(35%)となった。依然、公式サイトの集客への期待が高いことを窺わせる。
IMJモバイル
http://www.imjmobile.co.jp/
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