いちばんやさしいGoogleマイビジネス+ローカルSEOの教本(全4回)

スマホユーザーはGoogleマップでどうお店を探す? ユーザーの行動とGoogleの対応を理解しよう

スマホでお店を探すユーザーにとって、Google、Googleマップは大きな役割を果たしている。しかし、ユーザーは実際どのように情報を調べ、Googleはどう対応しているのだろうか?
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いちばんやさしいGoogleマイビジネス+ローカルSEOの教本

この記事は、書籍『いちばんやさしいGoogleマイビジネス+ローカルSEOの教本』の一部をWeb担向けに特別にオンラインで公開しているものです。

スマートフォンでお店を探すユーザーにとって、Google、そしてGoogleマップはとても大きな役割を果たしています。ユーザーがどのように情報を調べ、それにGoogleがどう対応しているのかを解説します。

Chapter 1 Googleマップを使った集客の利点を知ろう
  Lesson 01 ユーザー行動とGoogleマップ
    スマホユーザーがお店を探す行動を理解しよう

お店探しはポータルサイトからGoogleへ

  • 「外出先でお腹が空いた。近くの美味しいラーメン店に入りたい」
  • 「こんど藤沢に引っ越すから、近所にある美容室を探したい」

このようなとき、スマートフォンを使ってGoogle検索で「ラーメン」や「藤沢駅美容室」のように検索してお店を探すユーザーが増えています。

少し前、2017年ごろであれば、ポータルサイトを利用してお店を探すユーザーが圧倒的に多かったと思います。ポータルサイトとは、飲食店なら「ぐるなび」や「食べログ」、美容室なら「ホットペッパービューティー」や「楽天ビューティー」といった専門サイトを指します。これらのサイトは店舗情報が充実しているだけでなく、お店を一覧ページで比較できるので、ユーザーにとって利便性の高いサービスです。

それに対して当時の検索エンジンは表示される検索結果の情報が今ほど整備されておらず、好みのお店を探すには手間がかかりました。

しかし2018年以降、Googleでお店を探したときの検索結果の情報が整理され、精度も上がってきています。特に、位置情報を利用して現在地付近のお店を的確に検索できる点や、「シャバシャバなカレーの店」「コスパのいい居酒屋」のようなキーワードにも柔軟に対応して希望の検索結果を出せる点において、Googleの検索はポータルサイトに大きな差を付けています。

知らない街でも「地名 業種」で検索すればお店がすぐに見つけられるのは、とても頼りになりますね。

すぐに行動したいユーザーの「マイクロモーメント」

スマートフォンの登場により、ユーザーはいつでも「何かをしたい」と欲求を持ったらすぐに検索し、欲求を満たす方法を探せるようになりました。人が「何かをしたい」と思い、検索したり、お店を訪問したり商品を購入したりといった行動を起こす瞬間を「マイクロモーメント」と呼びます。

マイクロモーメントは2015年にGoogleが提唱した概念で、「want to know/go/do/buy」、すなわち「知りたい」「行きたい」「したい」「買いたい」といった瞬間を指します(図表01-1 )。

マイクロモーメントのイメージ 図表01-1
知りたいこと、行きたい場所、やりたいこと、買いたいものなどが思い浮かび、行動に移したいとき、ユーザーはスマートフォンで検索する

マイクロモーメントに関連してGoogleが公開している情報によると、パソコンでなくモバイルで検索される比率が高いキーワードの2位にレストラン関連があり、87%のモバイルユーザーがお店に行く前に検索するとされています。検索の意図や理由には先述した「外出先でお腹が空いた」もあれば、「うわさで聞いたお店を確認したい」「未開拓のお店を探したい」といったものもあるでしょう。

モバイルユーザーはさまざまな欲求を持ったら、すぐに検索を行います。それに対応した検索結果の中に自分のお店の情報が表示されるようにすることで、新しいビジネスチャンスをつかめるのです。

何かを思いついたら、手元のスマホですぐに調べて行動できる。スマホで日々の行動パターンが変わった人は多いと思います。

ユーザーニーズを捉えたGoogleの検索結果

Googleは、マイクロモーメントを捉えた検索結果を表示します。具体的にどのような情報が表示されるかを見ていきましょう。

例えば、新宿駅前で「ラーメン」と検索すると、検索結果のファーストビュー(スクロールせずに最初に表示される画面)に地図が表示され、その下にGoogleがおすすめするお店の情報が3件表示されます。ここで「新宿駅のラーメン店オススメ20選」が表示されても、20件の中から選ぶのは時間がかかってしまうでしょう。しかし、候補が3件だけなら、すぐにお店を決められそうです。

この画面で確認できる情報は、写真のほか店名や星(5段階評価の点数)、クチコミ、現在地からの距離などです(図表01-2 )。メニューの写真がおいしそうか、聞き覚えがある店名か、そして星をいくつ獲得しているか、といった点は多くの場合にお店選びの基準となるでしょう。飲食店ではイートイン、テイクアウト、宅配の対応も表示されます。新型コロナウイルス感染症対策が気になる昨今においては、こちらも非常に重要な情報です。

気になるお店をタップすれば、経路案内で道順を調べたり、電話をかけたりもでき、すぐに行動を起こせます。

(左)検索結果のファーストビューには、地図と3件のお店の情報が表示される
(右)お店を選んでタップすると、そのお店の詳細な情報が表示され、メニュー、レビューなども見られる
Googleでラーメン店を検索した結果画面の例 図表01-2

Googleマップがユーザーとお店をつなぐ

Google検索でお店を調べたユーザーが経路案内を利用したり、電話をかけたりするときには、Googleマップの機能が使われます。Google検索に限らず、ポータルサイトやSNSでも、お店の位置や行き方に関する情報はGoogleマップにリンクしていることが多く、ユーザー本人は特に意識していない場合を含めて、実に多くのユーザーが、Googleマップを利用してお店を訪れています。下図は、グルメポータルサイト「ホットペッパーグルメ」の例ですが、サイト内でお店の所在地を調べる地図は、Googleマップが使われています(図表01-3 )。

また、Googleマップの保存機能をブックマーク代わりに使うユーザーも増えています。今度行ってみたいお店などを保存しておくことで、近くまで行ったときにその情報を呼び出し、簡単にお店に行けるようになります。

2020年からは「Googleで予約」という予約サービスも始まっています。一部の飲食店と美容室では、検索結果の画面から移動せずにお店の予約を完了できます。

(左)ホットペッパーグルメでお店の情報を表示し、地図のアイコンをタップする
(右)Google マップの地図を埋め込んだページが表示された
ユーザーとお店をつなぐGoogleマップの機能 図表01-3

多くのグルメ情報サイトやSNS でも、お店の名前や所在地はGoogle マップを参照していることが多くなっています。Google の情報は、多くのユーザーとお店をつないでいるといえます。

  • 著者:伊藤 亜津佐
  • 発行:株式会社インプレス
  • ISBN:9784295011019
  • 価格:1,980円(本体:1,800円+税10%)

いちばんやさしいGoogleマイビジネス+ローカルSEOの教本
人気講師が教える「地図」で伝えるこれからの集客術

「何か食べたい」「美容室に行きたい」といったとき、まず手元のスマートフォンで検索する時代。そうしたユーザーのほとんどが利用する検索結果や地図上に、無料でお店の情報を掲載できるツールがあります。

それが本書で解説する「Googleマイビジネス」です。お店のオーナーや店長のために、初期設定からクチコミへの対処方法、検索結果の上位に表示されやすくなるコツなどを解説。本書を見ながら始めることで、確実に集客力を強化できます。

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