衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座

Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。

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「コンバージョンセグメント」で間接効果がありそうなキーワードを見つけ出すには?

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「コンバージョンセグメント」で間接効果がありそうなキーワードを見つけ出すには?

ただし、細かく見ればみるほど、経路パターンは分散されていくので、問題点を絞り込んでいくのは難しい。そこでぜひ利用してほしいのが「コンバージョンセグメント」だ。出てきたデータを漫然と見るのではなく、逆に仮説検証型でデータを絞り込んでみるための機能だ。

この機能は通常の「アドバンスセグメント」と異なり、[コンバージョン]>[マルチチャネル]と[コンバージョン]>[アトリビューション]のレポート群にしかないので、その存在に気が付きにくい。

たとえば、検索連動型広告でコンバージョンに結びついていないのだが、間接効果に寄与していそうなキーワードを探したいといった場合は、それに絞って見やすいように、次のように指定するとよいだろう。

まずレポート上部にある「コンバージョンセグメント」(図8赤枠部分)をクリックして、セグメント一覧を表示させる。

図8:「コンバージョン セグメント」を表示
図8:「コンバージョン セグメント」を表示

「コンバージョン セグメント」では、「アドバンスセグメント」と同様に、デフォルトで用意されているものに加え、自分でカスタマイズしたセグメントを作ることも可能だ。

ここでは「新しいコンバージョンのセグメントの作成」(図8青枠部分)をクリックし、出てきた設定画面で図9のように指定してみよう。

図9:「新しいコンバージョンのセグメントの作成」画面
図9:「新しいコンバージョンのセグメントの作成」画面

この設定の意味は、コンバージョンまでに接触した「メディア」が「cpc」、つまり検索連動型広告ということだ。

レポート画面は生々しいので紹介しないが、このコンバージョンセグメントを掛けたうえで、「プライマリディメンション」に図7の「キーワード(または参照元/メディア)パス」(図7青枠部分)を選択すれば、検索連動型広告でコンバージョンに結びついていないのだが、間接効果に寄与していそうなキーワードを探すのは楽にできるだろう。

同様に、「メディア」が「organic」に完全一致するコンバージョンセグメントを作れば、オーガニック検索からの訪問がコンバージョンまでに含まれるデータに絞り込んで調べられる。

筆者の『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』が発行されました。

筆者が講義を行うGoogle アナリティクス徹底講座も、定期的に開催しています。 → Google アナリティクス ゼミナール

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