非エンジニアのためのちょっと教養になる「簡単にわかる暗号の歴史」(イラスト付きでわかりやすい!)
Web担当者のあなたが今まで知ろうと思ったこともなかったであろう「暗号の仕組みと歴史」を、イラスト付きの非常にわかりやすい文章で解説している資料をご紹介します。
と、ちょっと賢くなるこの資料ですが、読んでも、サイトのコンバージョン率が劇的に上がったり、すぐにWeb担当者としての仕事の質が上がったりすることはありません。でも、エンジニアとの会話が少し理解しやすくなったり、いままで聞いてもそれこそ“暗号”だとしか思えなかった暗号化の話題に抵抗がなくなったりすると思います。
私自身、この資料を読んで「知らなかった! なるほど」と感心しました。ここまで難しい表現を使わずにわかりやすく暗号を解説できるのかというぐらい、非常によくできている資料だと思います。
Webサイトのコンバージョンポイントである申し込みフォームで通信をSSLにしたり、Excelのファイルを送るときにパスワードで保護したり、Web担当者が何らかのデータを「暗号化」する機会は……あまり多くはありませんね。
ということは、あなたはこの「暗号化」が、実際にどんなことをしているのか、気にしたこともないでしょう。なぜ世の中にさまざまな暗号化の仕組みがあるのか、その理由を知ろうとしたこともないでしょう。
でも、実は「暗号」には数千年の歴史があり、時代とともに変わってきていることをご存じでしょうか。
紀元前3000年頃の古典暗号、紀元前1世紀頃のシーザー暗号、中世古典暗号の女王メアリの暗号やヴィジュネル暗号、そして近代暗号から第一次世界大戦以降の暗号から機械式暗号機のエニグマを経て、現代のコンピュータ時代の暗号としてのDES暗号、公開鍵暗号、RSA暗号、さらには未来の暗号としての量子暗号……。
暗号を考える人がいて、その暗号を解読できるようにしようとする人がいることで、より破られにくい、新しい暗号化の仕組みが作られてきた歴史を、全20ページで解説している資料を、ベリサインさんが提供しています。
難しい表現を使わず、非常にわかりやすく説明している文章で、しかも、ネットで話題を呼んだ「小悪魔女子大生のサーバエンジニア日記」のaicoさんによるイラストが添えられていて、暗号の解説なのにスラスラと読めます(読了時間約15分)。
これまであまり意識したことはなかったのですが、個人情報やプライバシーの保護がより重要になってきている現在、ネットの仕事に携わる人の基礎教養として知っておいて損はない内容だと、私は思いました。
暗号の歴史や仕組みなんて気にしたこともないというあなた、この機会に、15分だけ使って、暗号の知識をあなたの教養としてみませんか?
簡単にわかる暗号の歴史
~暗号アルゴリズムの発明と暗号解読法の発明との技術の変遷。
SSL に用いられる暗号を有効に保ち続けるためには
本ホワイトペーパーでは、暗号の歴史を紹介するとともに「いつか解読される」暗号と関連する技術の変遷を案内しながら、現代暗号においてユーザーが行うべき対処について紹介しています。
- はじめに
- 古典暗号(古代)
- 古典暗号(中世)
- 女王メアリの暗号
- ヴィジュネル暗号
- 上杉暗号
- 近代暗号
- 第一次世界大戦以降の暗号と機械式暗号機の登場
- イギリスがドイツの通信ケーブル切断
- ツィンマーマン電報
- ADFGVX 暗号
- エニグマの誕生
- 現代の暗号
- コンピュータ・インターネット時代の暗号
- DES 暗号
- 公開鍵暗号方式
- RSA 暗号
- DES 暗号の解読
- SSL における暗号強度向上への対応
- 暗号の未来
- おわりに ~ SSL に用いられている暗号を有効にするために
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