Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。
Googleアナリティクスとは/衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座レポート画面の見方と構成(続き)
レポート画面の見方と構成(続き)
レポート画面の基本的な構成
では、レポート画面の基本的な構成について説明しよう。ここでは、[検索]>[サマリー]レポートを例にする。以下の手順に従って、レポートを開いてみよう。
- 画面の左側にあるメニューで、[トラフィック]をクリックする
- メニューが開くので、[参照元]をクリックし、表示されるメニューから[検索][サマリー]を順にクリックする
レポート画面は開いているメニューによってさまざまな形式があるが、図6のように上部に折れ線グラフ(図6赤枠部分)、下部に一覧表形式(図6青枠部分)でデータを見ることができるフォーマットが多い。
上部の折れ線グラフ(図6赤枠部分)は、デフォルトでは、主指標の日別のデータをグラフ化したものになっており、下の一覧表(図6青枠部分)はディメンションの各項目別の指標データが表示されている。その間に挟まれているデータ群は、サイト全体のこの集計期間における指標データだ(図6で「訪問数」「訪問別ページビュー」「訪問時の平均滞在時間」「新規訪問の割合」「直帰率」が並んでいる部分)。
集計期間を指定する
見たいレポート名を選択して各レポート画面に入ってから、見たいデータの集計期間を指定するところからスタートしよう。図6緑枠部分がその集計期間を選択するメニュー(機能)になる。
はじめにレポート画面に入ると、自動的に、ログインした日の前日から過去31日間に集計期間が設定される。たとえば、10月18日にログインすれば、集計期間は9月17日~10月17日に設定されているという具合だ。この指定方法については次回に詳しく解説する。
エクスプローラから、表示したい指標グループの項目を選択する
次は表示させたい指標グループを選択する。指標グループとは、「エクスプローラ」タブの直下に並んでいる「利用状況」「目標セット1」「eコマース」(図6黒枠部分)の部分のことだ。デフォルトでは一番左の「利用状況」が選択されている。
ちなみに、「目標セット1」「目標セット2」などは管理画面で目標設定がされているプロファイルでないと表示されず、「eコマース」は管理画面でeコマースの設定が有効になっていなければ表示されない。
プライマリ ディメンションから、表示したい「ディメンション」を選択
さらに必要に応じて、下部の一覧表部分(図6青枠部分)では、そのレポートに関連するディメンション(図6黄枠部分)を選択できるようになっている場合が多い(「ディメンション」については第9回「ディメンションと指標の違いを理解する」を参照)。
これでレポートを見る準備ができた。すなわち、多くのレポートでは、以下のような操作によって、データを見るという手順になる。
- レポート名を選択する
- 集計期間を設定する
- エクスプローラから表示したい指標グループの項目を選択する
- プライマリ ディメンションから表示したい「ディメンション」を選択する
次回以降、それぞれの操作について、詳しく説明していく。
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