プレスリリース・ニュースリリースの書き方&活用基礎講座

プロが実践! 基本を押さえたニュースリリース

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プロが実践! 基本を押さえたニュースリリース

チェックポイントを踏まえたうえで、この連載のスタートをニュースリリースとして発表することを想定して、サンプルリリースを作ってみます。もちろん、商品・サービスによって訴求ポイントは異なりますが、参考としてこの連載のスタートをリリースで書くとこんな形になります。

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ニュースリリース

2008年11月7日
株式会社インプレスビジネスメディア

見出し

 ネット時代の広報担当のためのリリース書き方講座を連載で公開
現役の編集記者/広報アドバイザーが明日から使える効果的方法を伝授
 Webマーケティングの実践情報サイト「Web担当者Forum」で隔週掲載

リード

エンタープライズIT関連メディア事業を手がける株式会社インプレスビジネスメディア(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中村照明)は、企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト「Web担当者Forum」で、企業の広報担当者に向けた新連載「ニュースリリースの書き方&活用基礎講座」を2008年11月7日開始しました。元全国紙記者・元大手企業広報宣伝責任者の編集記者/広報アドバイザーが、効果的なリリースの書き方を初歩から伝授し、インターネット時代の活用法としてマスコミだけでなく一般消費者にもアピールできるリリースの活用法を紹介します。原則として隔週金曜日に新しい記事を公開します。

本文

新連載、ニュースリリースの書き方&活用基礎講座は、中堅・中小企業やベンチャー企業の広報担当者を対象に、インターネット時代の企業活動の重要ツールとなるニュースリリースの効果的な書き方を詳細に解説し、同時にその活用方法を取り上げます。ニュースリリースとは何かに始まり、リリースになる素材、具体的な作成法、活用術、配布方法別のカスタマイズまで、すぐに使える情報を連載記事で提供します。

執筆は、毎日新聞社経済部記者、週刊アスキーデスク、株式会社ホークスタウン広報宣伝統括職、ITベンチャーの広報宣伝責任者などを歴任した編集記者/広報アドバイザーの山川健。現在でもニュースサイトや新聞などで編集記者を務め、毎日100本近いリリースを読んで実際に記事を書いている記者の視点と、各企業のアドバイザーとして広報部門のコンサルタントを実施する中で経験した広報担当者の目線の両方から、実体験に基づいて本音で語ります。

リリースの書き方や活用法に関しての記事は、広報マンの経験から書かれた内容がほとんどです。逆にマスコミ側の意見からアドバスしているケースもありますが、大手新聞社記者と大手企業の広報宣伝トップの両方の経験に即して、インターネット時代のニュースリリースについて語る企画はほとんどありませんでした。

連載では特に、インターネットの普及によって、マスコミだけでなく一般消費者でもニュースリリースを直接目にするケースが増えていることに着目。マスコミがニュース記事を書くための資料であるとともに、消費者が企業の情報を直接入手するためのニュースリリースとは、どのような内容にするべきか、作成するうえで注意する点は何かなど、用字用語の使い方も含めながら紹介していきます。ニュースリリースを活用したいと考える企業が増える中、しっかりとしたリリースの作成術や効果的な利用法がわからない、という広報担当者をサポートします。

連載で取り上げる予定項目は次の通りです。基礎編として15回程度、7~8か月の連載を計画しています。

ニュースリリースとは?▽リリースになる素材▽リリース作成の具体的ノウハウ▽文章をプロ並みにする方法▽紙媒体向けのリリースカスタマイズ▽メール配信用のカスタマイズ▽サイト公開用のカスタマイズ▽記者に好感を持たれるリリース――など。

※筆者経歴、画面写真、「Web担当者Forum」の概要、会社概要などは別紙を参照

問い合わせ先

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問い合わせ先
株式会社インプレスビジネスメディア「Web担当者Forum」編集部・鈴木
 TEL:03-XXXX-XXXX / FAX:03-XXXX-XXXX/ Mail:XXXX@example.co.jp
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サンプルは省略しますが、別紙に入れるべき補足資料は以下の内容になります。

別紙
  • 著者である山川健の経歴
  • 連載の画面写真
  • 連載を開始するサイト「Web担当者Forum」の概要、コンテンツ、画面写真
  • 発表者であるインプレスビジネスメディアの会社概要

このリリースサンプルでは、まず見出しで興味を持ってもらい、伝えるべきポイントはすべてリードに入れてあります。その後の本文はリードの補足説明です。どこで読むのを止められてもいいように、アピールしたいことから書いています。本文の最後に入れた「連載で取り上げる予定項目」は、本文の分量との兼ね合いで、個条書きにして別紙に入れてもいいでしょう。

ただし、このサンプルが絶対的に正しいという訳ではありません。ニュースリリースについては、こうすると効果的、こう書くと記者は助かるといったスタイルはありますが、これが正解だというパターンはありません。リリースの書き方については、特に大手企業だと各企業の広報部がそれぞれ独特のスタイルを伝統的に引き継いでいますし、広報コンサルタントによっても、効果的だと考えるリリースのスタイルには微妙な違いがあります。

やや乱暴な言い方をすれば、マスコミが記事にしなければならないような世界的な大企業なら、いくらリリースが雑でも、ニュースそのものの重要性が高ければ、記者は企業側に追加取材して記事を書きます。消費者も、雑なリリースにやや不満を持ちながらも、大きな興味を覚えます。

しかし、中堅、中小企業やベンチャー企業は違います。しっかりとしたリリースを作ってこそ、はじめて記者や消費者に読んでもらうことができるのです。リリースの良しあしは、企業価値にも大きく影響します。このあたりを肝に銘じて、リリースを作成して配布するべきだと考えます。

◇◇◇

ニュースリリースの書き方&活用基礎講座は今回で終了となります。今後、これまでの基礎編でリリースの書き方は理解したという層に向けて、ニュースになるキーワードやこうすればメディアも取り上げるといったケーススタディを中心に、一歩進んだリリースの書き方、活用術を紹介する予定です。

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