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世界の広告業界トップは年頭に何と言っているか。

12 years 11ヶ月 ago

デジタルインテリジェンスのフェースブックページに掲載した内容ではあるが、このブログにも上げておきます。

WPPのトップが年頭にどんなことを発信しているかです。

今年68歳になるWPPのCEOマーチン・ソレルが「既存のマーケティング業界から、離脱」を新年から発表している。

IT投資を通して、いわばデロイトやアクセンチュア、のITコンサルティングの領域すらを上回る意気込みだ。

サー・マーチン・ソレルは一代でWPPを世界一のマーケティング・ホールディング会社に育てた事がすでに凄いことだが、エージェンシー(広告会社、と呼べない)が、どこを目指すべきか、CEOとしてリーダー自ら、くっきりとした指針と言葉を使って声明発表し、買収の基軸を打ち出せる事に敬服する。

日本の広告業界社長から、こんなセリフが聞けるだろうか。

この紹介原稿の中身を打ち出せないどころか、「読めない」「理解できない」「解ってない事がわかっていない」という状態であるのを感じる。

==旧来マーケティング業界からの離脱==

http://www.adexchanger.com/agencies/martin-sorrell-qa-wpp-will-broaden-its-tech-footprint/

======以下、AdExchangeインタビュー記事からの抜粋=======
世界の6大ホールディングカンパニー(WPP, Publicis, IPG, Omnicom, Dentsu, Havas)は業界区分では「広告」会社として登録されているに違いないが、今や広告と、遥かに言えない業態に変化してしまっている。

「我々ビジネスは、過去5年に、超劇的な変化を起こした、残念な事は、まだその事実が理解できるレベルの人が、業界内に少ない事だ」

と、マーチンソレルが述べた。


2012年末、$70million 投資でブエノスアイレスのGlobant社の
株式20%を取得。社員2500人の大半が「技術者」である会社を買収した。驚くことに、この会社は、メディアバイイングなどの
アドテクノロジーを直接開発している訳ではない。
(企業のイントラシステム開発、データベース構築、モバイルインテグレーション等)
=============
Q:トラディショナルマーケティングの領域に留まるか、
それとも(まるで)デロイトやアクセンチュアのような
テクノロジーコンサルの領域に踏み込むつもりなのか?

マーチン・ソレルAnswer:
デロイト、アクセンチュア以下だが、SapientNitroや、
http://www.sapient.com/
Cognizants以上だと確信する。
http://www.cognizant.com/

これまでのエージェンシーは通常CMOをターゲットとしていた仕事が、
徐々にCIO、インフォメーション・テクノロジー向けに変化しているのは明らかだ。
=============
Q:アルゼンチンのGlobant社 株式取得の件についての、説明を。

A:業界全体の課題だが、どうもクリエイティブや芸術的な目線のみでビジネスを評価したがる。
どちらかと言えば、技術的視点では、評価されない傾向がある。WPPは違う。


今回資本提携したGlobant社は2500名もの技術者をラテンアメリカとUK方面に抱えている。

24/7社を買収して以来、独自技術としてWPPトレーディングデスクのXAXISに注入した。
独自独占技術で、我々にしか見えないインサイトをレバレッジに、クライアントの中に蓄積されているデータを、より意味のあるものに仕上げていく。

Sapientを見るが良い、技術会社が、Above the lineのクリエイティブ会社(Nitro)を買収したではないか。
===========
Q:でも、あの事例は、クリエイティブ良い人材が、飲み込んだ技術系から追い出されてしまっただけでは?

A:SapientNitroは、確かにそのケーススタディとなってしまった。
WPPでは新たな試みとして、
Globant(アルゼンチン会社)の技術をを、JWTや、Y&R、Kanterへの注入を試みている。
===========
Q:WPPトレーディングデスクのXAXISはメディアバイイング会社同士の中で、横断的な機能を司るのか。

A:Xaxisは現在14カ国に拡大中で、中国にも進出できている。

これほどのトレーディング(技術)デスクを横断的に持つ競合は
Havasがほんの小規模で後続しているだけで、他は無いだろう。

成功の可否は、WPPの特許とも言えるこれらのツールをクライアントがどれだけ使うか、で計ってもらえればいい。
===========
ラテンアメリカは、2014年にFIFAワールドカップと、2016年にリオデジャネイロでのオリンピックが決まっている。


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マーティンは別のインタビューで、WPPが24/7を買ったころから、考えが急速に変わったと言っている。

ああ、あのころなんだな・・・と今にして思う。

「デジタルが自分たちのビジネスを変えてしまっている」ことに対する理解を、今の経営はしっかりしているか・・・。

デジタルの知見は、それまで素人だった者が改めて追いかけて何とかなる時期はもう5~6年前にとっくに終わっている。
デジタル広告にももう15年以上の歴史があり、膨大な知見の積み上げがある。
最初は単にネット広告で始まったものは、デジタルマーケティングとマーケティングテクノロジーの理解という実にたいへんな勉強と実践によってでしか身につかないレベルになってしまった。

そうしたことへの理解も何もない者が経営することは全くもってナンセンスだ。

スタートアップが優秀な技術者を雇う方法

12 years 11ヶ月 ago
その勢いは衰えを見せず、2013年も続きそうなスタートアップブーム。日本でも多くのスタートアップが次々に誕生しているようですが、スタートアップの課題の一つが優秀な技術者を雇うこと。最近は起業家兼開発者というケースも増えて … 続きを読む

私が初めての顧客から学んだ7つの教訓

12 years 11ヶ月 ago
久々にビジネス教訓系の記事を。学生時代から起業し、シリアルアントレプレナーとして活躍するネット最強のマーケッターの1人、ニール・ぺテルが語る「はじめてのお客様」に学んだビジネスの教訓を。今の会社を立ち上げてから10年以上 … 続きを読む

[PR]顧客満足度99%による信頼性 小学館の幼児教室「ドラキッズ」で某メーカーがサンプリングをする理由

12 years 11ヶ月 ago
 全国約250教室を展開する小学館の幼児教室「ドラキッズ」で、教室に通う保護者に対し、サラヤ株式会社(以下、サラヤ)が販売する「洗濯用石鹸アラウ」の試供品をサンプリングするプロモーションが実施された。...

CSS Nite:2012年のベストセッションを選出しました

12 years 11ヶ月 ago

2012年、CSS Niteでは65回の関連イベントを通して227セッションが行われました。 のべ参加人数は6,919人(Ustreamでの視聴数を除く)。

2012年のベスト10セッション+αを選んでみました。選外にも素晴らしいセッションがたくさんありました。

CSS Nite実行委員会

2012/11-12世界のFacebook広告におけるモバイル比率は20.3% など

12 years 11ヶ月 ago
2012/11-12世界のFacebook広告におけるモバイル比率は20.3%
2013/1のKenshoo SocialのFacebook Mobile Advertising Performanceから。

http://kenshoosocial.com/activateilluminate/wp-content/uploads/2013/01/kenshoo-social-infographic-facebook-mobile-advertising-performance.pdf

2013年世界の広告費、伸び率が二桁は中南米の10.0%だけ
2013/1/8のeMarketerの記事から。

http://www.emarketer.com/Article.aspx?R=1009590
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)

2013年世界のPC出荷、タブレットPCがノートブックPCを抜く など

12 years 11ヶ月 ago
2013年世界のPC出荷、タブレットPCがノートブックPCを抜く
2013/1/7のDisplaySearchのリリースから。

http://www.displaysearch.com/cps/rde/xchg/displaysearch/hs.xsl/130107_tablet_pc_market_forecast_to_surpass_notebooks_in_2013.asp

2012年量販店のスマートフォンメーカ別販売台数シェア、アップルが32.0%、シャープが13.7%
2013/1/8のBCNランキングから。

http://bcnranking.jp/news/1301/130108_24522.html
noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)

ゴンウェブコンサルティングが全国10都市でセミナーを開催

12 years 11ヶ月 ago

CSS Nite LP, Disk 10(2010年7月開催)をはじめ、CSS Niteにも何度か登壇いただき、常に評価の高い権 成俊さん率いるゴンウェブコンサルティングが創立10周年を記念し、全国10都市で「ECサイト4モデル式戦略マーケティング アドバンスセミナー」を開催するそうです。

詳細、お申し込みは、ゴンウェブコンサルティングのサイトから。

開催地 開催日 会場
東京 2月10日 ホテルメトロポリタンエドモント
大阪 2月7日 シェラトン都ホテル大阪
博多 2月11日 ホテル日航福岡
仙台 3月2日 TKP 仙台カンファレンスセンター
新潟 2月1日 燕三条地場産センター リサーチコア 研修室4
長野 3月7日 長野市生涯学習センター 大学習室1
大分 3月9日 コンパルホール305
水戸 3月16日 水戸プリンスホテル
金沢 3月23日 ITビジネスプラザ武蔵 交流室1
名古屋 3月30日 安保ホール 301号室
CSS Nite実行委員会

Googleのジョン・ミューラー氏によるQ&Aセッション from SMXイスラエル

12 years 11ヶ月 ago

Googleのウェブマスター トレンド アナリストであるジョン・ミューラー氏によるSMXイスラエルでのQ&Aセッションの内容を紹介する。著者情報を設定していないコンテンツがランキングに与える影響や隠しテキストに対するGoogleのスタンス、全ページに記載する免責条項の扱いなどについて。

- Googleのジョン・ミューラー氏によるQ&Aセッション from SMXイスラエル -

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【海外SEO】鈴木謙一

CSS Nite LP23フォローアップ(4)『設計段階から実装まで、今すぐ始める高速化+ライブデモ』(こもり まさあきさん)

12 years 11ヶ月 ago

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2012年6月30日(土) 、ベルサール九段で開催したCSS Nite LP, Disk 23「表示速度最適化」のフォローアップとして、こもり まさあきさんの『設計段階から実装まで、今すぐ始める高速化+ライブデモ』のスライドなどを公開します。

メッセージ

こもりです。LP23に参加された皆様、関係者の皆様、登壇者の皆様、土曜日は長丁場お疲れ様でした。表示高速化については、石本さんのお話にもあったように、それをやみくもにやるのではなく、その環境や状況にあわせて「どこからやるか(効果のある部分に手を入れる)」ということが大事です。

私のセッションでは、具体的な手法などを紹介しましたが、それはディレクターやデザイナーという立場からはいささか難しいものも含まれています。しかし、セッションの最後にも付け加えたように、この問題に関してはフロントエンドの人間だけがやるものではなく、そのWebサイト制作のプロジェクトに関わるみんなが気を配らなければ解決しません。ホスティングや運用環境の問題から自分ではバックエンドに手を入れることはできないかもしれない。でも、運用側にそういった提案をすることはできるでしょう。

多様化していくデバイス環境への配信を考えた場合、分業も結構ですがそろそろプロジェクトに関わる人たちみんなが、ネットワークの仕組みややデバイスそのものへの理解が必要な時代になってきていると私は感じています。フロントエンドの人間が力業でどうにかできることばかりではないのです。「そこは専門外だから」という考えはそろそろ終わりにしましょう。

誰のためのWebサイトなのか、今一度考えていただければと思います。今回のセッションが、一部でも皆様のお役に立てていれば幸いです。

質問へのお答え

以下、いくつかの質問にお答えします。

■jQueryを外部から読み込む、外部のDNS参照を減らす、は矛盾してないか?
たしかに矛盾はしています。しかし、たとえばGoogleなどはDNSの反応そのものに時間はかかりません。その他一般のWebサイトと異なり反応そのものが速いわけで、ルックアップコストよりもダウンロードにかかるコストが少ないといえます。特にjQueryを使う際、DOM Readyになって発動する何かがあれば、HTMLがダウンロードされてもjQueryが落ちてなければ意味がありません。そういう面も含めてネットワークの反応そのものが速いところから拾った方が、サイト全体のロードがより速くなるというわけです。ただし、先日のイベント途中にAmazonのAWSの一部が止まってしまったように(それによってまわりまわってCodeGridさんのサイトに登録できない事象が発生していたのですが)、100%のアップタイム(稼働)ということはありえません。時にそういうネットワーク事故も起こりえるので、フォールバックを含めて万全の体制にしておく方が良いでしょう。
■CSSの分割しすぎはいくつからなのか?
ブラウザの同時接続数仮に「4」とするなら、HTML1コに対して残り3つはCSSやJSにまわせるでしょう。箱作りのために必要なものを速く、と考えればその答えは出てくるはずです。たとえば、古いIE(IE6や7)の1ホストあたりの同時接続数は「2」です。つまり、分割した時点で分割しすぎになるわけです。まとめれば、それだけCSS1ファイルのデータサイズは増えてしまいますが、そこはGzipで圧縮して軽くすることもできます。数をとるかサイズを取るか、コネクション数と照らし合わせて考えていただくのが良いですね。最近ではSassやlessといったCSSコンパイラを使う制作者も増えてきました。これらは分割したファイルで作業をしつつ、最終的には1ファイルにまとめることが可能です(もちろん改行を取るとことも)。そういった手法を知っていれば、「分割する、しない」という部分はどうでもいい話になってしまうのではないでしょうか。従来の制作手法に慣れるとなかなか移行は難しいかもしれませんが、Webサイトをよりよく制作できるようにと新しい制作環境や手法が出てきているのです。今の自分の作業スタイルが果たして効率的なのか、という部分から時には自分に問いかけましょう。
■画像の使いすぎは「悪」なのか?、本体のサーバに無駄な仕事をさせないとは?
こちらは質問ではありませんが、私の「日本のサイトには画像が多すぎる」という発言をうけて、必ずしも「悪」ではないよね、という発言があったので補足しておきます。私の言うところの「画像が多い」というのは、情報として必要な画像ではなく、単なる装飾目的でしかない画像をやたらと使いたがる傾向があるよね?というニュアンスです。情報へのアクセスを良くするための目的ならともかく、ただ見た目をきれいにするためだけにあるようなものといったら良いでしょうか(imgではなく、CSSの背景画像にまわせるような)。「画像を使うな」と言ってるわけではなく、それが多いのであればCSSスプライトを使ってひとつにまとめることで全体のリクエスト数は減らせることになります。
また、「サーバには極力仕事をさせない(本来の仕事をさせる)」というのも、どちらかといえばそういった情報そのものの提示には必要ではない画像の配信にリソースを使うのではなく、ページの表示とデータのやりとりであったりという仕事に注力させた方がいいのでは?という意味です。たとえば、サイトが何かにとりあげられてアクセスが瞬間的に爆発することがあります。そういった場合に、アクセスしてきた利用者に対して都度100コネクションをさばけるでしょうか?(利用者の回線環境次第ではデータがなかなか落ちずにサーバが解放されません)、大規模なサイトで負荷分散がされているのであれば良いでしょうが、たったひとつの非力なサーバではまかなえないためすぐ落ちてしまうわけです。だったら、HTMLやCSS、JSといったものだけをパッと出してあげて、本体サーバをすぐ解放させる方向でサイトを構成しておく方が良いのではないか?と。
高速化とはちょっと話が変わってきますが、落ちない工夫という面もあるのです。

参考リンク

  • GTmetrix
    YSlowやPage Speed Insightsを同時に実行できるWebサービスです。アカウントを登録すれば、過去の履歴を保存できます。また、結果はまとめてPDFに書き出すこともできます。
  • Loads.in
    世界中の50ロケーションからロード時間を計測できるサービスです。ページの表示が完成されるまでを5段階ぐらいにわけてスクリーンショットを表示してくれるなど他にはないものがあります。秒数はおまけ程度に考えましょう。
  • AWS-CloudDesignPattern(日本語)
    AmazonのAWSを使ったコンテンツ配信のための設計パターン集です。静的なコンテンツを、S3やCloudFrontで組み合わせて配信するなど、その構成例などが図入り(スライド)で紹介されています。CDNを使う際の参考に
  • WP Booster
    WordPressを使ったサイトを簡単にCDN経由にしてくれるサービスで7月1日に公開されました。こちら日本発のサービスで、世界中のCDN拠点からデータ配信を可能にするものです。現在はクローズドβの受付中です。
  • SnipEdges
    デモ中に出てきていた画面端の緑のスニペットです。
  • SideFolders
    こちらもデモ中にマウスを動かしすぎて左側にちらちら見えていたものです。
  • Zoom It
    ルーペ状で画面を拡大するツール。
  • Sublime Text 2
    セミナー登壇者みんなが使っていたテキストエディタです。
    プラグインで拡張すれば、私がやっていたようにFTPなどに直接繋げます。また、SVNなどのようにFTPでローカルとリモートのテキストファイルの差分を表示することができます。
  • ProCSSor
    CSSのMinify(コメントや改行を取る)やPrittify(Minifyされたものを逆に戻す)ができるツールです。同名のWebサイトがありますが、こちらは8月末でサービス終了で代わりにOS Xのアプリが公開されています。
  • QuixApp
    デモの最初でPingom Toolsを起動したブックマークレット。ショートカットコマンドを入力することで、ブラウザに表示されているページをいろいろなサービスに放り投げたりできます。たとえば「speed」と入れればPingdom Toolsを、「gspeed」と入力すればGoogle Page Speed Insightsを開きます。
  • SpriteRight
    岡部さんが紹介された「SpritePad」と同様のことができるOS Xアプリです。
CSS Nite実行委員会

CSS Nite LP24フォローアップ(4)『Ask The SEOs』

12 years 11ヶ月 ago

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2012年9月22日(土) 、ベルサール神田で開催したCSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」のフォローアップとして、鈴木 謙一さん、Bill Huntさん、山田 研一さん(Gap)、田中 樹里さん(AirAsiaExpedia Japan)、三澤 直哉さん(楽天)、安田 英久さん(Web担当者Forum編集長)出演による『Ask The SEOs』のスライドなどを公開します。

メッセージ(安田さんから)

第4セッション「Ask the SEOs」、豪華メンバーでしたのでもっと長く出来れば良かったですね。用意していたネタの半分も消化できませんでしたが、お楽しみいただけましたでしょうか。

「オススメのSEOツール・ソリューション」のQ&Aで紹介していただいたツールの名前とURLを一覧にしてセッション資料に記載してありますので、改めてチェックしたい人は資料PDFをご確認ください。

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CSS Nite実行委員会

CSS Nite LP24フォローアップ(3)『Googleの最新動向から見るSEO会社の使い方 ~ペナルティ・アラートへの対応とインハウスSEOにおけるSEO会社を使うポイント~』(木村 賢さん)

12 years 11ヶ月 ago

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2012年9月22日(土) 、ベルサール神田で開催したCSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」のフォローアップとして、木村 賢さん(サイバーエージェント)の『Googleの最新動向から見るSEO会社の使い方 ~ペナルティ・アラートへの対応とインハウスSEOにおけるSEO会社を使うポイント~』のスライドなどを公開します。

メッセージ

このたびはありがとうございました。

私自身、改めてベンダーという立ち位置で何をすべきかということやインハウスの方々のお考えを認識できた1日で大変有意義でした。

セッション内でも解説させて頂きましたが、Googleの人工的なリンクに対する姿勢は益々強いものになっておりますが、その影響を受けないということが一番です。そのためには渡辺さん、松尾さんのセッションの内容等をご参考にコンテンツについて考えていくことが一番だと思います。万一既にペナルティを受けてしまったという場合は、セッション内容を参考に、解除にむけてがんばっていただきたいと思います。

いくつかアンケートでご質問頂きましたのでこの場を借りて回答させて頂ければと思います。

■SEO会社にお願いしたいこともあるが、社内で費用対効果について言われるので、それをどう説得すれば良いか?

ベンダーに依頼される内容にもよると思いますが、まずはベンダーに対してそこから得られる成果(の見込み)を提示させるようにすると良いと思います。増加するであろうトラフィックが見込めれば、そこから増加するであろう売上等が見えると思いますので、費用対効果は出すことができると思います。我々SEOベンダーはご提案に際して費用対効果を明確化しなければならない場面も多々ありますので、直接ご相談されるのがよろしいかと思います。

■リスキーなSEOもまだまだ需要があるのか?

当日のFAQの部分でも多少お話させて頂きましたが、まだ需要があるのが事実です。ただし、Googleのペナルティや警告によってだいぶ減少してきているのも事実です。今後はより一層、リンクベイトコンテンツ等の施策にシフトするのではないかと考えています。

■ペナルティやアラートは噂だと思っていましたが、本当にあるのですね?

今回事例を出させて頂いた通りです。今回ご紹介させて頂いたもの以外にも、人工リンクを掲載しているサイト(発リンクサイト)等にも別の警告文が発せられたり、インデックス削除されたりする例もあります。

■SEO会社から受けているリンク数とウェブマスターツールで見るリンク数が違うのはなぜ?

いくつかの原因が考えられます。まずはSEO会社が張ったリンクがGoogleに認識されていないケースです。リンクサイトにそもそもクローラーがまわっておらず、リンクは張ってあるが、Googleが見つけられていないというケースが考えられます。また、ウェブマスターツールはタイムラグがありますので、実際は発見しているがまだ画面に反映されていないということも考えられます。その他いくつか要因が考えられますが、後日ブログ(http://ameblo.jp/ca-seo/)に掲載させて頂きます。

インハウスでSEOをご担当されている方のお力になれるよう今後も精進していきたいと思います。改めまして、今回はありがとうございました。

CSS Nite実行委員会

CSS Nite LP24フォローアップ(6)『事例で考える「SEOの力」』(辻 正浩さん)

12 years 11ヶ月 ago

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2012年9月22日(土) 、ベルサール神田で開催したCSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」のフォローアップとして、辻 正浩さんの『事例で考える「SEOの力」』のスライドなどを公開します。

メッセージ

セッションにご参加いただき有難うございました。

日本国内のSEO成功事例が共有されることは非常に少ないです。成功事例を共有すると多くのSEOに取り組んでいるご担当者の方に役立てるのではと考えてこのセッションを行ってみましたいかがでしたか。

今回ご紹介したnanapi.jp以外にも、正攻法でもSEOを成功させて大きな価値を生み出しているWebサイトはたくさんあります。ぜひ焦らず諦めず、SEOを進めていただきたいと思います。

さて、アンケートの中で構造化の面で実際にどうすればよいか分からなかったというご質問がありましたので、改めて回答致します。

検索エンジンは主に内部リンクのつながり方でWebサイトの構造を認識します。一部、ディレクトリ構造もヒントにしますが必須ではありません。nanapi.jpでも個別の記事は「http://nanapi.jp/1/」というURLですね。

ではどのように内部リンクを組めばよいかですが、そのための細かいテクニックはあるにはあります。しかし、細かい方法ですと検索エンジンが進化すると構造の認識が外れてしまいます。ですので下記のようにお考え下さい。

『Webサイトを見るのに慣れていない人が、リンクをたどって迷わずに大きな情報のページから細かい情報のページに降りていけて、上のページにも戻れるようにする』

リテラシーが低いユーザ目線で、迷わず構造通りにたどれるようになっていれば、検索エンジンも迷いません。しっかりたどれるようになっているか、(HTMLの上部に)大量のリンクがあって迷わないようになっていないか、ということをご確認くださいませ。

最後に。木村さんの話にもありましたが、日本のSEO会社の多くは人工リンクの専門家でした。Googleが人工リンクの対策を厳しくした今、多くのSEO会社ができることは少なくなっています。ですので、正攻法でSEOを成功させることができるインハウスSEOの価値は更に上がります。

私も情報発信でお力になれるよう頑張りますので、一緒に頑張っていきましょう!

CSS Nite実行委員会

CSS Nite LP24フォローアップ(5)『外部リンク獲得のためのコンテンツプランニング ~プランニングを成功させるために重要なたったひとつのこと~』(松尾 茂起さん)

12 years 11ヶ月 ago

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2012年9月22日(土) 、ベルサール神田で開催したCSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」のフォローアップとして、松尾 茂起さん(WEBライダー)の『外部リンク獲得のためのコンテンツプランニング ~プランニングを成功させるために重要なたったひとつのこと~』のスライドなどを公開します。

メッセージ

セミナー後のアンケートに書かれていた「リンクを集めるコンテンツ(以下:リンクベイトコンテンツ)をどのようにコンバージョンに繋げるのか?」について解説させていただきます。

「コンバージョンにつながるリンクベイトコンテンツ」は幾つか考えられますが、例えば以下のようなコンテンツは有効でしょう。

■ユーザーの悩みが集まる、特定ジャンル特化型のQ&Aサイト

例えば「発言小町」では、悩みに対するコメントが良質なコンテンツとなり、ソーシャルメディア上でバズるケースが多くあります。

●【ついつい読んでしまう】はてブで話題になった発言小町の面白トピ10選!

コンバージョンにつながるユーザーの多くは「悩みを解決したいユーザー」です。悩みを取り上げたリンクベイトコンテンツであれば、コンバージョンへの導線を確保しやすいのではないでしょうか。

また、当方が数年前に作成した個人サイトで恐縮ですが、当方が制作した下記のアフィリエイトサイトは、自然リンクが多く、いまだに収益を生み出しています。リンクベイトしながらコンバージョンにつながるサイトの一例としてご覧いただけると幸いです。http://www.shigeoki.com/study/

■専門知識を一般ユーザーとの接点が生まれるレベルに落とし込む

専門知識を「ユーザーとの接点が生まれるレベル」に落とし込んだコンテンツも効果的です。

例えば、2ちゃんねるには「?だけど質問ある?」というスレッドが立つことがあります。これは、その業界の専門家が、一般ユーザーからの任意の質問を受け付けるというスレッドです。

●働く人たちが答える「質問ある?」スレまとめ

このスレッドの特長は、専門家が、一般ユーザーの質問レベルに「自ら下りていく」ことで、ユーザーとの接点を作り出していることです。そこで繰り広げられる質問と回答は良質なコンテンツとなり、ソーシャルメディア上でバズることが多々あります。

例えば「プロが教えるリフォームのコツ」よりも、「みんなが知りたかったリフォームのコツ」の方がバズりやすいでしょう。なぜなら、前者はある種「情報の押し売り」になりやすく、ユーザーを置き去りにするケースが見られますが、後者は、そもそも一般ユーザーが興味のある情報ですので、満足度が違います。

あなたがネットから何かを買う際、「よりユーザーのことを考えているサイト」からの方が、商品を買いたくなると思いませんか。

これ系のコンテンツをつくる際に注意すべきは、「演出」です。

所謂企業サイトによく見られる「よくあるご質問」のような堅苦しいページだと、あまりバズりません。「よくあるご質問」を、演出を変えて、複数作るのも良いかもです。

どのように見せればリンクベイトできるのか、上記のスレッドを参考にして考えてみてください。

■リンクベイトするランキングをつくる

日本人はランキングが大好き。ランキングからは、よくものが売れます。

では「リンクベイトするランキング」を作ってみてはいかがでしょうか?

僭越ながら、弊社が制作したソーシャルランキングサイト「ランクス」では、ユーザーが自分のランキングを任意に作成できるようになっています。例えば、当方が作成した下記のページからは、本が売れ続けています。

●Webマーケティングに強くなる書籍ランキングhttp://ranks.fm/user/1/r184/

上記のランキングは、はてなブックマーク数もそこそこありますし、「webマーケティング 書籍 ランキング」というロングテールでは1位を獲得しています。

上記のランキングがリンクベイトした理由は、ランキングを「人」でセグメントしているからです。コンテンツをセグメントすることの重要性を本セミナーでお伝えしましたが、ランキングを「人」、もしくは「組織」でセグメントすることで、尖ったランキングに見せることができます。尖ったコンテンツはリンクベイトしやすいですし、そして何より、その「人」や「組織」のフォロワーをコンバージョンにつなげることができます。

例えば、「CSS Nite LP24登壇者が絶賛するSEOサービスランキング 2012年度版」という記事は良さそうです。リンクも期待できますし、コンバージョンも期待できるでしょう。

「2012年度「2013年度」・・・と年度を変えるだけで、毎年リンクベイト&コンバージョンできるのも良さそうです。

というわけで、リンクベイトしながらコンバージョンするコンテンツのアイデアはたくさんあります。

それをセミナーでご説明しなかった理由。

それは・・・皆様からの「突っ込み(リンク)」が欲しかったからです。(キリッ)(※本当はセッションの時間が足りなくなると思って、削除してました。申し訳ございません・・・)

当方のセッションが、皆様にお役に立てることを願っています。本当にありがとうございました。

PS:もし、外部リンク獲得でお悩みでしたら、WEBライダーが日本全国どこへでもまいります。もし必要な時がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

CSS Nite実行委員会

CSS Nite LP24フォローアップ(2)『海外企業インハウスの構造と対策にみるインハウスSEOのあり方』(ハント 肇子さん)

12 years 11ヶ月 ago

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2012年9月22日(土) 、ベルサール神田で開催したCSS Nite LP, Disk 24「インハウスSEO」のフォローアップとして、ハント 肇子さん(SEMPO)の『海外企業インハウスの構造と対策にみるインハウスSEOのあり方』のスライドなどを公開します。

CSS Nite実行委員会

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