ステップ・アラウンドが実施した「ネットショッピングでの支払い方法についてのアンケート!」によると、ネットショッピング全体で最も多く利用されているのは「クレジットカード・デビットカード」で、利用額や利用頻度の割合も高かった。
調査対象は全国の20~69歳の男女933人で、調査期間は2025年10月。
中心的な手段は「クレジットカード・デビットカード」
ネットショッピングでよく使う決済手段(支払い方法)について聞いたところ、最も多かったのは「クレジットカード・デビットカード」で69%、続いて「ID決済」が11%、「コンビニ支払い」が8%だった。クレジットカードが主流でありつつも、ID決済などの新しいキャッシュレス手段が補完的に使われている。

ネットショッピングでよく使う決済手段(支払い方法)
支出額別の決済手段
よく使う決済手段(支払い方法)について、ネットショッピングで1か月に使う金額別に見ると、支出が多い層ほど「クレジットカード・デビットカード」が多かった。特に「3万円〜10万円未満」の層では「クレジットカード・デビットカード」は89.2%。
この一方で、支出が少ない層ほど「コンビニ払い」「ID決済」を選ぶ人が多い。「3000円〜9999円」の層では、「ID決済」は11.0%、「コンビニ払い」は8.8%。「クレジットカード・デビットカード」は71.4%だった。「3000円未満」の層では、「ID決済」は10.4%、「コンビニ払い」は10.9%。「クレジットカード・デビットカード」は61.8%だった。
ステップ・アラウンドは「1か月あたりの支出金額によって、信頼性や還元率を重視するクレジットカード決済と、手軽さやスピードを重視するID決済・コンビニ払いが使い分けられている」と解説している。

ネットショッピングで1か月に使う金額(決済手段別)
週1回以上のEC利用者は8割がクレカ・デビットカードを利用
よく使う決済手段(支払い方法)についてネットショッピングの利用頻度別に見ると、利用頻度が高い層ほど「クレジットカード・デビットカード」が定着している結果だった。週1回以上利用する層では約8割が「クレジットカード・デビットカード」と回答。
「ほとんど利用しない」と回答した層では「クレジットカード・デビットカード」は約5割にとどまり、「コンビニ払い」14.5%、「代金引換」7.2%など現金系決済が多く使われている。ステップ・アラウンドは「利用頻度が低い層では『オンラインでのカード情報入力に抵抗がある』『登録が面倒』といった心理がある」と推測している。

ネットショッピング利用頻度別によく使う決済手段(支払い方法)
調査概要
- 調査対象:全国の20~69歳の男女933人(10歳区切りで全国の人口構成(2024年10月1日現在、総務省「人口推計」)に基づき、計1000人を比例配分して抽出)
- 調査方法:インターネット調査(アンケートモニターを対象に実施)
- 調査:QiQUMO
- 調査期間:2025年10月
※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム - 通販・ECの業界最新ニュースと実務に役立つ実践的な解説」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ECでの支払い方法、クレジットカード・デビットカードが約7割、「PayPay」などのID決済は約1割。支払額が多い人ほどクレカ利用が多い傾向
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