反転幾何を利用した、アポロニウスの問題(CPP)の解までの作図手順 | Insight for WebAnalytics

Insight for WebAnalytics - 2025年8月24日(日) 12:10
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アポロニウスの問題の一つ、1つの円に接し、2つの点を通る円は、一般には下図のように二つの解がある。この問題の解の作図を反転幾何を利用して解くことができたので、紹介する。

反転幾何を利用する方が簡単という話をよく聞くが、本問題に関して言えば52手順で、通常の手順数が38(同条件にすると29)なのに対して大幅に増えるのだが、反転幾何の面白さは味わえた。

 1つの円に接し、2つの点を通る円の作図(52手順)
条件:2 点A , B、円C(中心点Cは未知としてみる)が与えられている(赤表示)
解の数:一般解は 2つ

方針(反転の使い方)点Aを中心とする適当な円を反転円とし、点Bと円Cを反転転換させる。反転円上にBがくるように反転円を設定すれば、点Bは不動点となり動かない。一方円Cは別の円Dに移る。点Bから円Dに引いた接線は無限遠を通る円と考えてもよい。そしてこの「円」は、反転させれば元の円に接して、点Bを通るはず(反転の性質から)。また無限遠を反転変換すると、反転円の中心になるのだったので、共通接線の接点を反転すると、反転円の中心点Aと併せて求める円の円周上の3点が決まる。よって、この3点を通る円を描けばよい。
なお「Bを通り円Dに接する直線」は二つ引くことができるので、それぞれの反形が作れて解の数は二つになる。

作図手順:
第一段階:与円Cの反形を描く(27手順)
①点Aを中心として、半径ABの円C1(黒点円)を描き、これを反転円とする(1)
(つまり、点Aを反転の中心に使い、点Bは反転円上の点になるので反転しても不変の不動点になる)
②与円Cを円C1で反転させた円D (青円)を描く(26)
(「反転先の作図パターン」ページの「反転の中心を通らない円(反転円の外側にある)の反形の作図」を参照のこと。もちろん配置パターンによっては、別のパターンになる場合もあるが、考え方は基本的に変わらない)
第二段階:求める円二つを描く(25手順)
①与点Bから円Dへ接線を二本引く(直線m, 直線 n)(7)
②直線mを円C1で反転させた円C2 (青円の一つ)を描く(9)
(「反転先の作図パターン」ページの「反転の中心を通らない直線(反転円と交わる)の反形の作図」を参照のこと)
③直線 n を円C1で反転させた円C3 (青円の一つ)を描く(9)

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