SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供するフューチャーショップは、自社ECサイト上でライブコマースを実現する「Live cottage(ライブコテージ)」オプションサービスを9月1日から提供する。また、事前受付を8月4日から開始した。
「Live cottage(ライブコテージ)」とは?
「futureshop」で構築したECサイト内にライブ配信会場を設置し、ユーザーに対してライブコマースを展開できるサービス。
「Live cottage(ライブコテージ)」の主な機能(画像はフューチャーショップのサイトからキャプチャ)
サービスの特徴は次の通り。
① ライブから購入完了まで、スムーズな購買体験を実現
自社ECサイト内でライブ配信を行えるため、誰でもアクセスできる。スマートフォンやPCでライブに参加したまま商品ページを閲覧し、購入まで行える。
ライブ配信画面から購入までのイメージ(画像はフューチャーショップのサイトからキャプチャ)
② 月額1万8000円からライブコマースに取り組める
料金は初期費用が3万5000円、月額費用は1万8000円で、3種類のプランから選択できる。ライブコマース経由での売上手数料は発生しない。
プランは「Standard」「Expert」「For Brand」の3種類から選択できる
(画像はフューチャーショップのサイトからキャプチャ)
③ ライブコマースの成果を分析できる
ライブ成功可否の判断材料として「参加人数」「いいね数」だけではなく、「商品クリック数」などの独自項目を確認できる。
④ 「futureshop」の1つの機能として運用できる
既に「futureshop」に登録している商品データを活用できる。受注データは「futureshop」内に作成するため、他のシステムでの商品登録・受注処理を行う必要がない。
また、別途システム開発が不要のため、配信環境が揃えばサービス申込み後すぐにライブコマースに取り組める。
サービス実証実験に参加した店舗では、ライブコマースにおける購入は平均CVRが12%、客単価は1.4倍という結果が出たという。
ライブコマースで顧客とのつながりを深めるため、サービス提供を開始
新型コロナの影響で巣ごもりや実店舗に足を運びにくい状況が続くなか、新たな販売手法の1つとしてライブコマースが注目を集めている。
ライブコマースは写真、テキスト、動画以上に商品の詳細を伝えることができ、商品購入までの不安を解消できるメリットがある。また、ブランドと顧客の感情的な結びつきの強化にもつながる。
一方、SNSプラットフォームで実施するライブは手軽に開始できる反面、視聴者側は購入時にライブ視聴から離れ、ECサイトに遷移する必要がある。また、ライブ視聴が中断することで購入熱が冷めてしまい、離脱する恐れなどのデメリットもある。
また、ライブコマース専門プラットフォームを利用するためには、ある程度まとまった費用が発生する傾向がある。
ライブ視聴者に専用アプリのダウンロード依頼を行ったり、運用が煩雑になったりするといった事業者の声も寄せられているという。
こうした状況を受け、ライブコマースが持つ熱狂感、一体感で事業者が顧客と深くつながることを目的として、サービス開発に至った。
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オリジナル記事:月額1.8万円から自社ECサイト上でライブコマースができる「Live cottage(ライブコテージ)」とは
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