ユナイテッドアローズは3月31日付で、子会社でイタリア製バッグ・革小物ブランド「Felisi(フェリージ)」のフィーゴを、バッグブランド「BRIEFING(ブリーフィング)」などを展開するユニオンゲートグループに売却する。
近年の市場環境の変化で、両社のシナジー効果を生み出しながらフィーゴの継続的な成長をめざしていくことは難しいと判断。ユニオンゲートグループへの譲渡を決めた。
フィーゴは1987年4月設立。革製品・紳士服・婦人服・雑貨などの企画・輸入・販売を手がけている。2020年3月期の売上高は24億円。ユナイテッドアローズは2005年、フィーゴの全株式を取得、子会社化している。
ユニオンゲートグループは、バッグやゴルフアパレルのブランドを展開。「BRIEFING」に加えてレザーアイテムを中心としたライフスタイルブランド「FARO(ファーロ)」も手がけている。
「BRIEFING」の公式サイト(画像は「BRIEFING」から編集部がキャプチャ)
ユニオンゲートグループはフィーゴの株式取得で、「BRIEFING」「FARO」といった取り扱いブランドに「Felis」を加える。米国製を軸とした「BRIEFING」、日本製が中心の「FARO」に、イタリア製の「Felisi」といったブランド構成とする。ブランドの多様化、バランスの取れたブランド展開が可能となる。また、ECやデジタルマーケティングの強化も進める。
ユニオンゲートグループはフィーゴの株式取得を皮切りに、米国・アジアを中心とした海外事業展開を強化し、グローバルでブランドビジネスを拡大する計画。今後は2021年1月に設立したBRIEFING USAに続き、BRIEFING TAIWANを設立する予定。現地での直営店開業も含めたビジネス展開を進めていく。
2021年5月上旬の北米でのビジネス展開を計画。「BRIEFING」「FARO」「Felisi」の3ブランドで、米国・アジアでのビジネスを拡大していく。
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オリジナル記事:ユナイテッドアローズ、子会社のフィーゴ社をユニオンゲートグループに売却
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