千趣会は主力事業の「通販事業」を再び成長軌道に乗せるため、2020年は「会員基盤の再構築」「商品力・提案力の強化」「オペレーション改革」に取り組む。
今期(2020年12月期)の通販事業の業績は、売上高が前期比3.3%増の633億2000万円、営業業利益は8000万円(前期は8億500万円の赤字)を計画。低迷が続く通販事業の増収と黒字転換をめざす。
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2020年度通期 連結セグメント別業績予想(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)
「会員基盤の再構築」では、新規顧客をリピーターに育成するための会員プログラムを構築する。顧客のニーズやライフスタイルに即したジャンル横断のカタログを展開。配布のタイミングや量を最適化することでロイヤル会員化を図る。
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通販事業 2020年度の取り組み(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)
「商品力・提案力の強化」では、新規会員の増加につながる看板商品の育成や、取引先との情報共有・連携強化による商品力の強化などを計画している。
「オペレーション改革」は売上総利益率の改善とコスト最適化に向け、 余剰在庫の削減、KPI管理の徹底強化、全社的なコスト削減に取り組むとしている。
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通販事業 2020年度の取り組み(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)
2019年12月期の通販売上高は613億円で29%減
2019年12月期における通販事業の売上高は前の期比29.1%減の613億円、営業損益は8億500万円の赤字。通販事業の売上高は5年で約半分に減少し、5期連続の営業赤字となっている。
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2019年度の取り組み(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)
当期は通販事業の利益改善に向けて在庫適正化に取り組んだ。仕入枠管理によって在庫を抑制し、在庫回転月数は前期と比べて0.9か月短い3.5か月となった。品ぞろえを精査して商品数を絞り込み、型数は7万8000型(前期は13万型)に減っている。
ベルメゾン会員の年間購入者数は237万9000人(同27万1000人減)。
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通販事業の概況(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)
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オリジナル記事:再成長めざす千趣会が2020年に取り組むこと&2019年の通販業績
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