このたび、ユーザーの皆様から寄せられたフィードバックの分析を通じて
最もご要望の多かった機能リクエストに基づき、レポートでのデータの更新頻度が新しく改善されましたのでお知らせします。
パフォーマンス レポートでは、ウェブマスターやサイト所有者が Google 検索でのサイト パフォーマンスをより的確に把握できるほか、次のような疑問の答えを見つけることもできます。
- 一般的な統計情報: Google 検索や Discover から自分のサイトが獲得したトラフィックはどのくらいか?
- 検索クエリ: 自分のサイトの上位の検索クエリや急上昇中の検索クエリは何か?
- 上位のコンテンツ: 自分のサイトのページのうち、Google 検索において最も成果を上げているページはどれか?
- サイト訪問者: どの国からアクセスしているか?どのデバイスからアクセスしているか?そのほとんどがモバイルからか?
- 形式: 自分のサイトは検索結果にどのような形式で表示されるか(AMP、レシピなど)?
今後は 24 時間以内の最新データを確認できるようになります。従来は更新に数日かかっていたことを考慮すると、これは大幅な改善と言えます。
今回のデータ更新頻度の改善により、サイト パフォーマンスのより的確な監視、トラッキングが可能になり、次のような重要なニーズに対処できるようになることが見込まれます。
- 週末のパフォーマンスを月曜日の朝に確認する。水曜日まで待つ必要はありません。
- 朝一番にサイトの統計情報を確認する。祝日や世界規模のイベント、ショッピング シーズンなどの重要な期間後、あるいは期間中でも確認できるようになります。
- 重要な技術的問題を修正した後、すぐにサイトのトラフィックが回復するかどうかを確認する。
さらに、データのタイムゾーン(太平洋時間)が明確に示されるようにレポートを更新しました。これは、ローカル タイムゾーンと比較してデータを解釈したり、Google アナリティクスなどの他のソースと統合したりする場合に便利です。
最新のデータポイントはそれぞれ、数日後に最終的なデータポイントに置き換えられます。最新データは、最終的に確定する前に若干変更される可能性があります。
Search Analytics
API は、まだ最新データをサポートしていません。また、Discover のパフォーマンス レポートでも最新データは利用できません。そのため、Discover のパフォーマンス レポートで対象となるプロパティから、概要レポートの最新データを参照することはできません。将来的には、こうした問題にも対処していきたいと考えています。
経時的なパフォーマンス データのエクスポートまた、
パフォーマンスの推移の確認やエクスポートを簡単に行えるようにしてほしいというフィードバックも寄せられていました。本日より、この点についても可能になります。操作はシンプルで、グラフの下の表で [日付] を選択して目的の期間を選び、Search Console でデータを確認するか、グラフをエクスポートするだけです。この新機能が、経時的なパフォーマンスの傾向や変化についてさらに詳しく調べる際に役立つことを願っています。
まとめ今回の改善による最新のデータが、サイトのパフォーマンスをより的確に監視し、リアルタイムに近い状況で傾向、パターン、注目すべき変化を特定するうえでお役に立てば幸いです。また、表の新しい日付ディメンションも、経時的なパフォーマンスの傾向や変化を調べる際にぜひお役立てください。ご不明な点がありましたら、
ウェブマスター ヘルプ フォーラムまたは
Twitter よりお問い合わせください。
投稿者: Ziv Hodak、Search Console プロダクト マネージャー