2010年、Alexaは今も使えるツールなのか徹底調査! | SEO Japan

SEO Japan - 2010年4月4日(日) 23:02
このページは、外部サイト SEO Japan の情報をRSSフィード経由で取得して表示しているため、記事の一部分しか表示されていなかったり、画像などが正しく表示されなかったり、オリジナル記事が意図したデザインと異なっていたりする場合があります。
完全な状態のオリジナル記事は 「2010年、Alexaは今も使えるツールなのか徹底調査!」 からご覧ください。
Alexa、、、確かに懐かしい響きのツールですよね。Alexaが登場した頃はツールの機能的にもSEO的にも結構使っている人が日本でもいたと思います(今もいるかな?)。Alexaランキングで勝手に業界毎のサイトのランク付けをして一喜一憂する余りネットに詳しくない人達もいたりして。。。そんな時代はとっくに過ぎ去りましたが、未だ現役で頑張っているAlexa、定期的にバージョンアップもしているとのことで、SEO Bookがその内容をレビューします!結論から言うと私も久々に見ましたが想像以上に使えるようになっている、でした。 — SEO Japan


最近、競合する調査ツールを数多く紹介したが、その発展で久しぶりにAlexaについて書くのもいいアイディアだと思った。Alexaはナンバーワンのサービスを提供しているわけではないが、無料のものとしては比較的良いサービスの1つである。Alexaは、数年ごとに遅れを取り少し遺跡化しているように見えるのだが、また数年するとその遅れを取り戻している。
最近Alexaを使っていて良い機能が追加されていることに気づいたので、少し説明をする価値もあるだろう。
トラフィック

Alexaで一番有名なのが、トラフィック順位だ。その比較的長い歴史と良く参照されているため、人気は高い。私は、正確さの点から見ると、これが価値の高いツールだとは思っていないのだが。私はこういったトラフィックを予想するツールは全て大きな誤差あり、基本数を深読みしがちだと考えている。そのことを頭に入れた上で、AlexaやGoogle Website Trends / DoubleClick Ad Planner、 Compete.com、 Quantcastからのトラフィックデータを使ってみることはできる。そして、同じ鉛直線上でサイトのトラフィック数や相対数といった点が複数のサイト間でどのくらい一致しているのかを見てみるとよいだろう。
私はAlexaの順位をそれほど信用していないが、これを重要視する人も中にはいる。これを使用している投資家もいる。また、マーカス・フレンドが「Plenty Of Fish」と言うサイトを設立した時には、彼は自分のサイトが強くなるまではそのレーダーに引っ掛からないように、Alexaのユーザーが彼のサイトに来ないようにリダイレクトしていたのだ。
訪問者ごとのページビュー

これは、ユーザーがどれくらい特定のウェブサイトに引きつけられているかの良いヒントになる。例えば何かをその場で売ることだけを考えているようなサイトには、一部のユーザーを除いて大した魅力はなく、ユーザーが多くのページを見たり、長時間滞在することもない。ここでは、サイト内滞在時間も分かるので、どれだけ人をつかんで離さない「スティッキー」なサイトかどうかを比較することもできる。
直帰率

これは、サイトを1ページだけ見て去っていった人の数である。例えばSEO Bookでも一時的にポップアップを利用してメール登録を促していた時期があった。確かに登録数は増えたのだが、ポップアップは止めた。その理由は、なぜか我々の他のマーケティングと矛盾し(我々の読者の中心層は、専門家寄りの傾向がある)、ポップアップに対する理解があるユーザータイプは我々のサイトの読者として長期にわたって利益をもたらすわけではないと判断したからだ。
トラフィックソースのダウンストリーム

誰にトラフィックを送信しているのか?つまり、このサイトを去った後に訪問者はどこに行っているのか?
トラフィックソースのアップストリーム

誰がトラフィックを送信しているのか?いろいろな意味でこれは予想できるものでもあるが、ある程度のサイトでは多かれ少なかれソーシャルメディアに頼っているものだ。それは、どの年齢層の人にアピールしているのか、オフラインでは何をしているのか、ソーシャルメディアに強く溶け込んでいる特定の読者に関係のあるリンクベイトを作成しているかどうかなどによる。
これは、広告の場所を決めたり、そのサイトが検索にどれだけ頼っているのかを知ったり、垂直に並んだどのサイトが連携しているのかを知るために役に立つものだ。DoubleClick Ad Planner もかなり素晴らしいトラフィックの親和性を見る機能を持っている。

検索トラフィックの割合

ここでは、検索エンジンからのトラフィックの割合が示されている。これが異常に高い場合は、このサイトは検索を重視しており、コミュニティーへの参加を密にして他からのトラフィックの流れを発展させる必要があるかもしれない。また、これが異常に低く、同様の他のサイトではこれがもっと高い場合、あなたは何か重要な対象キーワードを忘れている可能性がある。もっと詳しいデータを見るにはSEM RushやCompete.comなどのツールの方が優れている。
サブドメイン

サイト内にメンバー専用のエリアはあるのか?もし、サブドメインがあれば、それがどれくらいアクティブであるか見ることができる。トラフィックの高いウェブサイトと強く結び付いていれば、メンバー専用のエリアに5%~10%に近いトラフィックがあるのはかなり良い方だ。また、我々のサイトではtoolsのサブドメインがかなり人気があることがわかるだろう。
検索クエリのトップ10

これにより、サイト競争に必要な重要なキーワードを見つけることができる。最も良いキーワードがいくつか表示されているなら、収益化しにくい人気トピックに関するつなぎのコンテンツをいくつか出してみる価値があるかもしれない。そうすれば、大切なキーワードを世間に公開することから保護することができる。
Alexaツールバーをインストールすると、もう少し詳しいクエリデータを見ることができるし、検索リスティング広告の機会をリスト化してくれる。
人口統計
そのサイトがどの国で人気があるかを見ることができる。

サイトごとの詳しい人口統計を見ることもできる。

同じ分野内の多くのサイトは、人口統計的なターゲットもかなり似てくるが、サイトの閲覧が自宅なのか職場なのかといったことはそのサイトが主に個人をターゲットにしているのか会社をターゲットにしているかということも示すことができる。上と下の表を比べてみると、SeoMozとSEO Bookがかなり似通った読者構成であることが分かるだろう。

彼らは少しだけ若い人に傾いていて(時々私の皮肉っぽい性格が若い人に嫌われるのだと思う)、少し大卒の人が多く(そして私の10倍はSEOのカンファレンスに行っているだろう)、我々は恐らく少しだけ自営業の人に人気が高い。また、Search Engine Landを見ると、彼らもSEO Mozと似たようなプロフィールを持っているが、大卒で職場にいる人がもっと多いことが分かる。

また、完全に人口統計から外れてしまっているサイトも多くある。そもそもアフィリエイトによって偽物のEメール設置の連続を通じて売り込んだこれらのサイトの読者は誰なのか考えたことはあるだろうか?
これらのサイトをAlexaで見てみると、多くのサイトでその対象マーケットは、人生に失敗したアメリカ人のやけっぱちでだまされやすい男性で、未だに適切なお金の勘定ができず、自分たちは自動的に富を生み出すような特効薬を使うことができると信じている人だ。もちろん、そんなことできないのに、彼らにそんな話を売り込んで、彼らの退職金の残りわずかなお金に付け込んでお金を稼ぐやからもいるのである。

我々の年齢層が他のSEOサイトに比べて少しだけフラットなことの理由の一つに、我々が設置製品を買った一部の読者に勧めている無料のツールを提供していることがあると私は確信している。(彼らの中には、メンバー専用ページをパスワード保護しないままにして我々のサイトにたくさんのトラフィックを送信した人がいるということに基づいた私の見解である)
あなたのサイトは、業界内の他のサイトと比べて人口統計はどうなっているだろうか?Alexaに追加された機能は全部チェックできただろうか?感想があれば教えて欲しい。

この記事は、SEO Bookに掲載された「Is Alexa Relevant in 2010?」を翻訳した内容です。
この記事を見て、久々にAlexaをチェックしてみましたが、確かに知らない間に結構機能が追加されていますね。無料でここまで使えるのはかなり優れモノ。試しにSEO Japanで調べてみましたが、検索キーワードはGoogle Analyticsのデータと結構似通っていますし、特にClickstreamの流入元なんて結構正確です。余りテストせずに言うのも何ですが、通常の競合調査には使えるレベルじゃないでしょうか?!今さらAlexaなんて言わずに皆さんも是非一度自社サイトの状況をチェック&アクセス解析のデータと比較してみては? — SEO Japan
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

VOC
「顧客の声(Voice of Customer)」の意味。 SNSなどのC ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]