第一種電気通信事業者が所有する通信回線を、第二種通信事業者が貸借して、付加的な機能を持たせて第三者に提供する技術およびサービスのこと。VANとして提供されるサービスには、ネットワークや各種データ変換、データベース・電子メールといった一般的な情報処理などがある。
通信事業の自由化が行われた1985年以降、数多くのVANが生まれたが、1990年代以降は通信インフラとしてインターネットを活用するサービスが増えたこと、また2003年の電気通信事業法改正により、第一種/第二種の区分がなくなったことにより、あえてVANという言葉を使う機会はなくなっている。