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古くて新しい企業PRの形?最近注目の社歌動画特集」 からご覧ください。
「社歌」というと少し古いイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。伝統のある堅い企業の朝礼などで流れ、歌うことを強要されるような印象を持つ方もいると思います。
そんな社歌ですが、近年また見直されつつあり、様々な企業が制作しています。また、それらの社歌は動画と一緒に制作され、企業のミュージックビデオと言えるような作品に仕上がっている動画が多々あります。
今回はその社歌に焦点を当て、幾つかの事例とともに社歌の魅力を紹介します。
鮮烈なイメージを与えたブレイク工業社歌
少し昔の社歌動画になりますが、インパクトのある社歌と言われてブレイク工業の社歌を思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。「一般の社歌の常識と、大きな音を立てる割りに地味な解体業のイメージを破壊する」というコンセプトのもと制作されたこの社歌はコンセプト通り従来の社歌と違いヒーローものの主題歌を思わせるようなアップテンポで激しい曲調となっています。
この一風変わった社歌はのちにタモリ倶楽部の「日本キャンペーンソング大賞」にてグランプリを受賞し一躍世間でも多くの人が知る社歌になりました。その時にタモリ倶楽部に審査員として参加していた大槻ケンヂさんはこの曲を「ヘビーメタル魂が入っていますよ」と絶賛しています。ちなみに関係ありませんが大槻ケンヂさん率いる筋肉少女帯には「釈迦」という曲があります。
日本一歌いづらい社歌?小松菜伐採
ヘビーメタルつながりとなりますが、千葉県の農業生産法人ベジフルファームはメタル楽曲で作られた「小松菜伐採」という社歌を制作しています。同社取締役の長山衛さんがリーダーを務めるメタルバンド「オリンポス16闘神」が熱唱しているだけでもこの曲に込められた気持ちが伝わりますね。
従業員からの評判としては「聞く分には評判は良いが、歌う分には世界一歌いづらい社歌だ」という声があり、従業員みんなで歌うのに適していないような疑問が湧きますが、この社歌が面白いのは商品の販促につなげているという点です。
この社歌は社員に聞かせるだけでなく、同社が育てる小松菜に爆音で聞かせ「聴育」し「メタル小松菜」として出荷をするという新商品開発に活用されています。また、この社歌を聞かせて育てるという取り組みがネットで話題になり、問い合わせが殺到するなど商品プロモーションとしても大きな効果を発揮しています。残念ながら味の変化は聴育の成果は「まるでなし」とのことですが、農業という形態でありながら、このような先進的な取り組みをする同社の企業姿勢が消費者の心をつかんだのではないでしょうか。
参照記事:https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/trend/toyokeizai-156592.html
中小企業でも社歌がブーム?クラブン(株)社歌ラップ
同社では40年歌われていた社歌をリニューアルし、新しく「社歌ラップ」という新しい社歌を制作しました。
新しい社歌は社員の有志で制作され、また動画も社員が会社内で歌っている姿を映すというアットホームな雰囲気となっています。伝統のある社歌はもちろん重みはありますが、新しい世代とは好みが分かれてしまう可能性があります。同社はその伝統ある社歌を一新し、若者に合わせたテイストに仕上げています。実際にこの社歌を若い社員が受け入れているかは動画を見るのが一番早いでしょう。
芸能界ならではの大物起用?タイタン社歌「サンシャインデイズ」
爆笑問題が所属する芸能事務所タイタンでは同事務所所属辻仁成氏が作詞作曲プロデュースを担当する「サンシャインデイズ」を制作。We Are The Worldをイメージしているため、動画は同事務所のメンバーがレコーディングをしている映像となっています。その活気のたる芸能人たちが歌う姿と、底抜けに明るい楽曲で、動画を見ていると元気が出るような仕上がりになっています。
芸能事務所は色々ありますが、多くはどの芸能人が所属しているかに焦点が当たり、事務所としてのカラーを明確に出している企業は少ないように思います。そんな中、社歌というツールを使って事務所のイメージを打ち出す新しい取り組みと言えるでしょう。
様々な企業・用途で社歌動画が制作
いかがでしたでしょうか。冒頭で述べたように社歌というと朝礼で流して整列した従業員が歌って、というステレオタイプな形が思い浮かびますが、最近の社歌では様々な取り組みがあります。今までと同じように社内の団結力を強めることはもちろん、対外的に自社のイメージを変える、商品プロモーションにつなげるなど活用が広がっています。
自社のミッション、ビジョンなどの企業姿勢はシンプルなものが多い一方、抽象的なものなりがちです。それらを関係者に分かるように表現するために社歌動画を制作することは社内の一致団結、社外へのプロモーションなどの一助となるのではないでしょうか。
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