インプレスは9月11日、「ネットショップ担当者フォーラム2015 in 大阪」を大阪市・梅田のグランフロント大阪で開催した。大阪でのイベント開催は今回で3回目。定員150人のところ、関西の通販・ECに関わる経営者や担当者ら約160人が参加。当日はオムニチャネルの事例やメーカーECの成功の秘訣などが講演された。
基調講演はキタムラの逸見氏が登壇
基調講演にはキタムラのEC事業部長兼オムニチャネル推進担当の逸見光次郎執行役員が登壇。「オムニチャネルとリアル店舗の連動で実現する顧客満足度の高め方」と題し、キタムラのEC売り上げが伸びている理由などについて説明した。
キタムラでは、オンライサイトで注文を受けて直接個人宅に配送する事業はそれほど伸びていない。しかし、店舗に訪れた消費者に対して、最適な商品を提案するためにタブレットを用いてその場で注文できる機会を創出。このような仕組みでECの売り上げが伸びていることなどを説明した。
オムニチャネルを推進するための体制作りを、社内でどのように評価するのかといった組織の在り方なども披露した。
キタムラ・逸見光次郎執行役員
スポンサーセッションには5社が講演
ランチセッションではユーザーローカルの渡邊和行取締役が講演。「楽天市場」の人気サイトを利用するユーザーはどのように行動して購入に至るのかなどを紹介。分析に関してどのように取り組んでいるかなどを話した。
ランチセッションの後に講演を行ったecbeingの前田 晃典氏は、ECサイト構築パッケージ「ecbeing」を導入して、売り上げを2倍にしたナノ・ユニバースの取り組みを解説。優良顧客を育てるための取り組みなどを詳細に説明した。
このほか、プラスアルファ・コンサルティング、富士通、テコラスらがセミナーを実施した。
メーカーEC の難しさと解決策などを福本氏が説明
クロージング基調講演にはリンナイのECサイト「リンナイスタイル」を手がけるeビジネス推進室の福本啓史室長が登壇。「リンナイスタイル」はEC業界では成功事例として名高いが、社内ではまだまだ認知されていないことなどを説明した。
こうしたことを踏まえ、新商品とのコラボ企画などを実施するなどして、他部署への理解を深めていった事例などをあげた。
「リンナイスタイル」はどのようなユーザーが利用しているかを随時分析していることも説明。取扱商品を拡充し、顧客との距離感を縮めていることなどを説明した。
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オリジナル記事:キタムラ逸見氏・リンナイ福本氏の講演などネッ担 in 大阪のイベントに160人が参加 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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