人口分布で20年先の状況は掴める [週刊IFWA 2012/12/3] | Insight for WebAnalytics

Insight for WebAnalytics - 2012年12月3日(月) 08:00
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■ 人口分布で20年先の状況は掴める

先週は人前で合計6時間話をした後、懇親会と称して飲み会になだれ込みました。そこでいろいろと質問された流れで、自分の転職の変遷についてお話をしました。

日本全体でも会社でも、将来を占う上で非常に分かりやすい指標があります。それが人口ピラミッドです。会社の場合は従業員の構成ピラミッドを意味します。

特に人口ピラミッドは20年後位の国の姿が今からある程度の精度で予想できる(移民政策など劇的なことが起きなければという前提はありますが)統計値です。

65歳以上に年金を配布するなら、どの位払えばどれだけ財源が必要なのかは、誰の目にも明らかですが、この現実から顔を背けて来たのが現在の姿だと言えます。

会社においては、その会社の成長ステージによっては、若年層が一定の割合で入ってくる可能性があり、日本の人口ほど予想は単純ではありませんが、よほどの成長業種でもない限り、大抵は現在の従業員ピラミッドで将来は占えます。

私の転職話に戻りますが、入社してすぐそういう実態は掴めますので、この会社はこのくらいまでが成長限界だなというのが、私の転職の目安であったことというか、結果論的によいタイミングで転職してラッキーだったという話をしました。

データは嘘をつくし、落とし穴もありますが、こういった正直なデータもあります。これから衆議院選挙も始まりますが、自分の主張のために都合よく使うだけではなく、厳しいデータでも国民に正しく伝えて、自助努力を促すような努力もして欲しいものです。
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