欲深い豚に喰われないための4つのビジネスの掟 | SEO Japan

SEO Japan - 2010年11月4日(木) 11:02
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シリアルアントレプレナーで有名な筆者がビジネスで欲深くなりすぎないことの重要性を説く記事を紹介。成功した人も成功し続けたい人も、これから成功したい人も考えさせられる内容です。 — SEO Japan あなたはお金持ちになりたいから自分のビジネスを始めることを考えている、そうでしょう?もしそうではないと言うのなら、私があなたの戯言にケチをつける初めての人間になろう。しかし、もしあなたが汚れた金持ちになりたいのなら、それは良いことだ。そのこと自体は悪いことではないのだから。 しかし、金持ちへの旅路に乗り出す前に、このことを考えてみて欲しい: 豚は食べれば太るが、太り過ぎた豚は喰われる 欲張るのはいいことだが、欲張り過ぎると災難に見舞われる。太り過ぎた豚のように欲張り過ぎると、結局全てを失うことになるのだ。 例えば、私がビジネスパートナーとCrazy Eggを始めた時、私たちはそれをトップのインターネット企業の1つに大体600万ドル程で売ることができたはずだった。私たちはその時少し欲張り、1000万ドル以下では売りたくなかった。 そして、会社が1年位経った時には、月間20,000ドルさえも稼いでいなかった。その上、収益よりもコストの方が高かったため、私たちはお金を失っていたのだ。 私たちはそんなお金を渡したいと思っていた人に感謝するべきだったし、その申し入れを受けるべきだったのだ。数字を計算すれば、私たちの価値は600万ドルにさえならなかった。当時600万ドルをもらっていれば、私たちは幸せな子豚になれたのに、私とビジネスパートナーは欲深い豚になることを望んだのだった。 その600万ドルの大失敗が今までに犯した最悪の過ちというわけではないが、今私たちがそれに足を踏み入れることはない。だから、あなたが欲のせいで過ちを犯さないことを願って、ビジネスを経営することを考えているのならあなたが知っておくべきことをここで紹介したいと思う。 株の分配を恐れないこと ビジネスパートナーにしろ、優れた従業員にしろ、株を分配することを恐れてはいけない。あなたの持ち分は少なくなるが、きっとその人物が会社をもっと価値のあるものにしてくれることだろう。 あなたは、良くない従業員を雇ったり、良くないビジネスパートナーを見つけることによって過ちを犯すだろう。しかし、それを理由に株を分配することを止めるべきではない。あなたにアドバイスをくれる優れた弁護士がいる限り、3,4年間にわたって与えるように株を分配することができる。この方法ならばあなたが悪い決断をしたとしても誰かに約束した全ての株を失うことはなく、失うとしてもほんの一部だ。 大きなパイの小さなかけらを所有する方が良い 自分自身のお金を使ってビジネスを始めることは良いことだが、他の人のお金を使うことが悪いわけではない。私の現在の会社、KISSmetricsでは、ビジネスパートナーと私は合計で400万ドルの資金を集めた。 私たちは数10万ドルの自分達のお金でビジネスを始めたが、1億ドルの企業を作りたいと思ったら、自分達だけでそれをするのは不可能である。もし私たちがそれをしようとしたら、Crazy Eggのような小さなビジネスで終わっていただろう。 私を信じられないならば、数字を見てみるといい。600万ドルの企業の50%を所有するよりも、1億ドルの企業の10%を所有した方が良くはないだろうか?確かにあなたの会社が1億ドルの価値になる保証はないが、600万ドルの価値になる保証だってないのだ。 上がるものは必ず下がる 今物事がうまくいっているからといって、それが永遠に続くわけではない。良いことには必ず終わりがあるのだから、最後までそれに乗り続けようとしないことだ。物事が前向きな間に降りて他のことに移るのだ。この方法ならばより多くのお金と少ないストレスで立ち去ることができるだろう。 例えば、経済が好調の時に、私は自分のコンサルティング代理店をかなり良い取引で売却することができたはずだった。私たちには、毎月の支払いが何千、中には何10万にも及ぶ大口顧客がいた。利益幅はかなり高かったのだが、経済が打撃を受けた時、私たちはGeneral Motors のように顧客を失った。 最初、私は自分のビジネスは不況知らずだと思っていた。なぜならクライアントが月に10万ドルも支払い、私は何100万ドルの利益を出していたからだ。私の考え方の問題は、それがあまりにも論理的すぎたことだった。最終的に大企業が予算削減をする時、彼らはスプレッドシートを見て各項目について分析する。そして、“検索エンジン最適化“と呼ばれる項目を見た時、CEOとVPはそれが何を意味するのか分からず、切り捨てるのだ。 だから、ビジネスがうまくいっているように見える時、物事がそれ以上に良くなると決めつけてはいけない。数100ドルの契約を結ぶのに数カ月しかかからないとしても、それを失うのは一瞬であることを忘れないことだ。 一点集中を止め、多様化を始める 1つのビジネスモデルに集中することはあなたを汚い金持ちにするか、欲深い豚のように喰われるかのどちからかだ。 私は、個人的には何10億ドルも必要ではない。数億ドルあればいい。 だから、自分のお金を全て1つのドットコム企業につぎ込む代わりに、私は外部の投資家からお金を集めた。また、私個人のお金を他のドットコム企業や不動産や株式など、私が手に入れられるものには何でも投資した。 多様化することはぽっちゃりとした子豚のように生きる良い手段である。1つのことに集中して力を注ぐことは、もしあなたが汚い金持ちになりたいなら賢い方法だが、そうなる確率はないに等しい。その代わりに、恐らくあなたは欲深い豚のように喰われてしまうだろう。 結論 欲張りになり過ぎないこと!ほんの少し欲張ることは何も悪いことではないが、やり過ぎは自分を傷つけることになる。もしあなたが自分のしていることから立ち去って数100万ドルをポケットに入れるチャンスがあるなら、それをするのだ。数100万ドルは人生を左右するような金額だ! 最初の数100万ドルを手にした後に、あなたは少しだけ欲張ることができ、もっと多くを追い求めるようになる。だがその時が来るまでは、自分が得られるものは何でも受け入れるのだ。 この記事は、QuickSproutに掲載された「Business Lesson #1: Pigs Get Fat, Hogs Get Slaughtered!」を翻訳した内容です。 前半2つはアメリカならではという面もあるでしょうが、後半2つは私も今の会社で10年近く、その前を入れると15年以上起業人生を送っていますが、そうだよな、と過去の失敗を思い起こされました。もっとも多様化は多様化で新たに始めたことを成功させなければいけませんし、大変なんですけどね。どちらにしても、上記にあるように欲張りすぎないことも事業を長続きさせることの秘訣なのは間違いないと思いますが。 — SEO Japan
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