網を拡げたスマートフォン向けプロモーションを! | (((SEM-ch)))

(((SEM-ch))) - 2010年8月9日(月) 15:23
このページは、外部サイト (((SEM-ch))) の情報をRSSフィード経由で取得して表示しているため、記事の一部分しか表示されていなかったり、画像などが正しく表示されなかったり、オリジナル記事が意図したデザインと異なっていたりする場合があります。
完全な状態のオリジナル記事は 「網を拡げたスマートフォン向けプロモーションを!」 からご覧ください。
2010年6月24日、米国、日本、英国、フランス、ドイツでiPhone4が同時発売され、販売から3日で販売台数が170万台を突破し話題になっている。 2010年6月28日、市場調査会社の米国ABI Researchは、2010年第1四半期における世界のスマートフォン出荷台数を発表した(※1)。発表によると、2010年の1月から3月までに出荷されたスマートフォンは世界で5,500万台以上に達したという。 世界と比較して独自的な進化を遂げてきたと言える日本でも、2010年4月にNTTドコモから発売されたXperiaが販売台数でiPhoneと肩を並べ、6月にはKDDIからISO2が発売され、今後もスマートフォン市場はますます盛り上がりをみせると考えられる。 スマートフォン市場の盛り上がりに影響している要素は、必ずしも“端末”自体の魅力のみによるものではない。スマートフォン向けに開発・発売されている様々なアプリケーションもまた、スマートフォン市場の盛り上がりにおいては欠かせないものと言える。 MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)が2010年7月に実施した「iPhoneアプリ、及びアプリ内広告に関する利用動向調査」(※2)によると、有料のiPhoneアプリをダウンロードした経験があるユーザは、全体の78.2%にあたる。その購買金額は、「月に0~300円程度」との回答が29.7%と最も多かったが、「月に1,000円以上」と回答していたユーザは11.1%にのぼるという結果となった。 ABI Researchの調査によると、スマートフォン向けアプリケーションは、2009年に推定24億回のダウンロードがあり、2010年には約60億回まで飛躍的な伸びを見せると予想しており、アプリケーションを利用したプロモーションという視点は、今後も重要度の高いものといえる。 ただ一方で、ABI Researchは、スマートフォン専用のアプリケーション・ストアからのダウンロードは、2013年に70億近くに達し、ピークを迎える見込みと発表している(※3)。シニア・アナリストのマーク・ベクー(Mark Beccue)氏によると、アプリケーションは、2013年に需要のピークを迎えたあと、2015年におけるダウンロード数は約7~8%減少し、さらに、モバイル・インターネットの利用が発展するにつれ、需要は次第に別の場所に移ると述べている。 この「別の場所」というのが、Webサイトである。スマートフォン利用目的の中で最も多いのが、インターネット利用によるWebサイト閲覧であることからも伺えるように、Webサイト自体がスマートフォン向けに洗練されるため、専用のアプリケーションよりもWebサイト利用の需要が高くなるとの見解を述べている。 もちろん、アプリケーションの重要性が無くなるというわけではない。重要なのは、「網を拡げる」ということだ。たとえば、保険をメイン商材として展開する企業で考えると、金額のシュミレーションや保険の設計などをゲーム的な要素を持たせたアプリケーションで展開することにより潜在的なニーズを持っている消費者へのリーチを図る。それと同時に、Webサイトへの誘導を行い、成約に結びつけるなどの展開が考えられる。その他にも、リーチの拡大を目的として、スマートフォン向けの広告(iAd含むリッチメディアアドやAdMobなどのアプリケーション内広告など)をWebサイトへの導線とすることも方法の一つと言えるであろう。こうしたプロモーション手法を考えた場合、リーチしたユーザを効率的に成約に結びつけるためには、スマートフォンに対応したサイトの作成が必要不可欠と言える。 つまり、スマートフォン向けWebサイトとアプリケーションそれぞれで、プロモーションの主軸又は補完の役割を分担し、ユーザとの接触ポイントを多く設けることが、今後のスマートフォン向けプロモーション実施において重要なのではないだろうか。 (執筆:マーケティンググループ S.K) ※1:ABI Research 2010年第1四半期における世界のスマートフォン出荷台数 http://www.abiresearch.com/press/1680-More+than+55+Million+Smartphone+Shipments+in+the+First+Quarter+of+2010 ※2:MMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)  iPhoneアプリ、及びアプリ内広告に関する利用動向調査  http://mmd.up-date.ne.jp/news/detail.php?news_id=567 ※3:ABI Research スマートフォン向けアプリケーションのダウンロード数 http://www.abiresearch.com/press/1651-Smartphone+Downloads+from+Mobile+App+Stores+to+Peak+in+2013...
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

SSP
広告関連の用語。媒体社(サプライサイド、供給側)が広告枠を販売するためのプラッ ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]