越境ECをはじめる3つの方法とは?
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越境ECをはじめる3つの方法
こんにちは!ナビプラスのshibataです。
「自社の商品を海外消費者に販売したい!」と思った場合、まずは自社サイトの多言語化や、海外モールへの出店を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?しかし、そこには言語・物流・決済という越境ECの3つの壁が存在します。(越境ECの3つの壁については、詳しい内容はこちらから)
そこで、近年注目されつつあるのが購入代行という手法です。購入代行は、越境ECの3つの壁を払拭しつつ、海外消費者への販売を実現する方法で、越境ECのテストマーケティングとしても使われるようになっています。
今回は、「自社サイト」「モール出店」「購入代行」3つの方法について、それぞれの特徴をご紹介します。
越境ECをはじめる3つの方法
自社サイト | モール出店 | 購入代行 | |
多言語化 | 必要 | 必要な場合もある | 必要なし |
カスタマーサポート | 自社 | 自社 | 購入代行業者 |
海外発送手続き | 自社 | 自社 | 購入代行業者 |
決済 | 自社 | モール | 購入代行業者 |
ブランディング | ◎ | △ | 〇 |
コスト | 高 | 中 | 低 |
開始までの期間 | △ | 〇 | ◎ |
※モール出店は出店代行業者を使わない場合を想定しています
方法①自社サイト
まずは、自社サイトを多言語化する方法があります。最近では、日本のECプラットフォームも、多言語・多通貨に対応したものが多くなっています。
この場合、サイトの多言語化、カスタマーサポート、海外発送手続き、決済システムはすべて自社で用意する必要があります。コストや時間はかかりますが、商品の見せ方や顧客対応、プロモーションなどはすべて自社独自の方針で進められるため、ブランディングを戦略的に実施できるというメリットがあります。
自社サイトの多言語化は、順調に売れた時の収益性が高い反面、初期の投資コストから始まり、集客・運営のコストも高くなりやすく、黒字に転じる道のりも遠くなります。現状では、ハイリスク・ハイリターンに挑戦できる企業に限られています。
方法②モール出店
2つ目の方法としてモール出店があります。中国の「Tmall (天猫)」のような各国のモールに出店するという方法です。メリット、デメリットは国内のモール出店とほぼ同様です。
モール出店の魅力は、ECサイトの立ち上がりで一番初めに苦戦する集客をモール側に期待できる点にあります。その他に国際決済サービスや運営に便利な機能がすでにモール側が用意しているため、そのまま利用できるのもメリットです。
運用に関する商品の多言語化、カスタマーサポート、海外発送手続きは基本的に自社で実施します。最近は、海外モールの出店を支援する専門業者も出てきているため、場合によってはモール出店の一連の作業を外部の専門業者に委託することも可能です。その場合はもちろんモールの出店料に加えて追加のコストが発生し、全体的にみるとコスト高になりやすいです。
方法③購入代行
3つ目の方法は、購入代行です。
サイトは、日本向けのECサイトを利用するため、越境EC用のECサイトを新たに構築する必要はありません。日本向けサイトにアクセスしてきた海外消費者に対し、購入代行業者を仲介して商品を販売します。詳しい流れは以下です。
■購入代行サービスを利用した越境ECの流れ
(1)海外消費者は、日本向けECサイトにアクセスし、商品を見つける
(2)海外消費者は、購入代行業者が用意するサイトで商品を購入する
(3)購入代行業者は、ECサイトで商品を代理購入する
(4)ECサイトは、国内指定の場所(購入代行業者の倉庫)へ配送する
(5)購入代行業者は、海外消費者へ商品を海外発送する
越境ECの3つの壁である言語・物流・決済のすべてを購入代行業者が担うため、越境ECの中では一番スモールスタートできる方法です。
越境ECをスタートする場合、言語・物流・決済の3つの壁が立ちはだかりますが、「自社サイト」「モール出店」「購入代行」3つの特徴を抑えつつ、自社の事業全体でロードマップを作成し、常に最新の情報を収集しながら自社に合ったサービスを選択していきましょう。
ナビプラスでは、既存の日本のECサイトに簡単なコードを加えるだけで、海外からの購入に対応できるようになる越境ECソリューション「BuySmartJapan」を提供しております。越境EC対応をご検討の方は、ぜひお問い合わせください。
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