Eメールマーケティングで導入したい効果的なメール配信シナリオ7選

今回は、マーケティングオートメーションなどのプラットフォームを活用する事で可能なメール配信シナリオを中心に7パターンご紹介します。
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今までのような一斉配信型のメールマガジンは時代に遅れていると言っても過言ではありません。米国を中心に広がっているインタラクティブなコミュニケーションをメールで実現する事は非常に重要になってきています。メール配信システムによっては、インタラクティブな機能がついていないものも多々ありますが、Eメールチャネルに関わるマーケティング担当者の皆様は、一方的なメール配信ではなく、より顧客との対話性を重視したコミュニケーションに切り替えていきましょう。

今回は、マーケティングオートメーションなどのプラットフォームを活用する事で可能なメール配信シナリオを中心に7パターンご紹介します。

ウェルカムメール

ウェルカムメールは企業や店舗、ブランドにおける第一印象を作るために必要な事です。顧客と良い関係を築くための最初のコミュニケーションになります。通常国内であるような、「ご登録ありがとうございます」といった淡々としたトランザクショナルメールでは、他社や他店、他ブランドと差別化を図る事ができません。HTMLメールなどのクリエイティブを活用して、これから顧客とコミュニケーションが取れる喜びを伝える事と、顧客に次に行ってほしいアクションを促しましょう。

 

購入フォローメール

こちらは国内企業においてもよく見られるステップメール型のシナリオです。購入後7日後に「商品はいかがですか?」のようなコミュニケーションはもちろんのこと、貴社が扱う製品やサービスのライフサイクルに合わせたタイミングで、リピートを図るEメールを送りましょう。例えばコスメ業界でリピート率が向上している施策例では、美容液の商品ライフサイクルに合わせて、商品を使い切りそうなタイミングで、「商品の追加購入はいかがですか?」といったメールを配信する事で、リピート率を向上(リテンション)を実現する事ができている事例も多数あります。

 

休眠顧客復活メール

顧客リストの中には、すでに休眠している顧客が多数います。休眠顧客復活メールを送る前に、「休眠顧客」の定義を明確にする事が必要です。例えば商品ライフサイクルが1年の商品を扱っている場合は、「休眠顧客=最終購入日が1年以上の顧客」や「休眠顧客=最終ログイン日が1年以上の顧客」と定義するのがベターです。またこのメールの目的は休眠してしまった顧客を再度、有効顧客に変えるためにキャンペーンなどの休眠顧客限定の特典をつけることで効果的に休眠顧客を有効顧客へ引き戻す事ができます。

 

バースデイメール

こちらもしばしば見かけるメールシナリオであるが、顧客ロイヤリティ向上の観点はでは非常に効果的なメールである。ただし、会員登録時に誕生日を入力してもらう必要があるので、誕生日情報を収集していない場合は、このメール配信シナリオは使えません。インタラクティブなコミュニケーションにおいては、「あなただけ」という要素は非常に重要になってきます。特別クーポンなどを送ってあなたの企業や店舗、ブランドにたいするロイヤリティを向上させましょう。

 

ロイヤリティプログラムメール

購入合計金額の8割を2割の顧客が購入していると言われていますが、皆様2割の顧客にサービスを還元できているでしょうか。ロイヤリティプログラムメールでよく行われる施策は、ブロンズ、シルバー、ゴールドなど会員ランクを分類し、会員ランクに応じてポイント還元率を変えるような施策でしょう。ただし、これはECプラットフォームなどによっては実現できないものもあるでしょう。たとえば年間購買金額の上位20%の顧客だけに特別クーポンを提供するなどをし、ロイヤリティの高い顧客のロイヤリティをさらに向上させましょう。

 

カート放棄メール

カートに入れたままの商品を購入してもらうためのメール配信シナリオです。弊社の調査ではありますがカート放棄の24時間以内のリマインドメール、購入促進メールは非常に高い効果を発揮します。カート放棄をしている理由は様々です。購入しようと考えていたが、途中でなんらかの理由で離れてしましい忘れてしまっていたり、明日にしようと購入を伸ばしたり、色々な理由が考えられます。このメールシナリオは、カート放棄を認識できるデータフィールドが必要になります。

 

コンテンツメール

製品の効果的な使い方や豆知識など直接購買には直結しないコンテンツマーケティングの要素を含んだメールです。初回購入ステップメールなどのステップに組み込んだり、ロイヤリティの向上を図るためにユーザーの購買商品に合わせて有益なコンテンツを配信します。商品がワインであればワインのおすすめの飲み方、適切な温度などを定期的かつ顧客のロイヤリティフェーズに合わせたコンテンツを適切なタイミングで配信する事でOne to Oneなメールマーケティング施策が可能です。

 

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著者プロフィール

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松村 俊樹

デジタルマーケティングコンサルタント

Pierry Software Japanにてマーケティングオートメーションを中心としたデジタルマーケティングの戦略プランニング、導入・運用支援を行う。また国内のWebマーケティング責任者として戦略立案、Web解析、SEO対策等を担当している。Google Analytics 個人資格(GAIQ)認定。

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