イベントやセミナーを成功へ導く、ソーシャルメディアの活用術イマドキ8

ソーシャルメディアの浸透によって、イベントやセミナーの開催の在り方が、新しい時代を迎えたような気がします。
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弊社ではマーケティングのひとつとして、セミナーを定期的に開催しています。私たちは、見込み客や既存客へメールで案内するという伝統的な方法で主に集客しており、十分に効果を発揮していると考えています。しかし、その考え方を改める必要がありそうです。ソーシャルメディアの浸透によって、イベントやセミナーの開催の在り方が、新しい時代を迎えたような気がします。その転機となりそうな記事を所感を交えて紹介します。

1. 登録してバズらせる

クチコミが自然に広がるのを待っても、ほとんど待つだけ無駄です。積極的に行動すべきでしょう。まず紹介したいのが、無料でイベント開催を告知できるサイトへの登録です。最有力は、Eventbriteです。日本ならリクルートのATNDが近いかも。

Eventbriteは昨年2.07億ドル相当の1100万枚のチケットを販売し、今年は4億ドルを見込み、急成長していますが、最大の成功要因はソーシャルメディアの活用のようです。イベント参加者が参加するイベントや気になるイベントをFacebookやTwitterで共有し、イベント開催情報が広がり、参加者が参加者を呼ぶ好循環が形成されてるようです。

ちなみに、EventbriteのFacebookアプリの月間アクティブユーザーは20万人、Twitterのフォロワーは6万9.8千人です。

2. 共有したくなる仕掛け

すぐに思いつくのが、「Twitterで○○した人の中から抽選で1名様に△△プレゼント!」ってキャンペーン方式です。具体的には、Online Marketing Suumit 2012では、Twitter、Facebook、LinkedInでイベントを共有した人の中から1名にサンディエゴ旅行をプレゼントするというキャンペーンを行ったようです。

South by Southwestは、イベント開催前に参加者同士で同じ趣味や目的を持った人を探したり、声を掛けて情報をやり取りできるツールを提供しました。

3. 意見を募集する

イベントのコンセプトなどについて、みんなから積極的に意見を求めましょう。例えば、twtpollはTwitterでアンケート集計できるサービスで、Twitterユーザーから広く意見を求めることができます。参加希望者の輪が広がるなんて副次的な効果も期待できます。

4. 噂を流す

2009年にコメディアンのデイブ・チャペル氏がポートランドのパイオニアスクエアでシークレットナイトショーを開催するという噂がTwitterで流れました。真偽がわからないまま、パイオニアスクエアには5000人以上があふれ返りました。夜中になっても、チャペル氏は現れません。しかし人々がどんどん押し寄せて来ます。みんながTwitterでの噂はデマだったのかと思い始めた午前1時ごろ、チャペル氏が登場し、大いに盛り上がったそうです。

サプライズゲストやおもしろい賞などの噂は、イベントを活気付ける可能性を秘めています。噂は好き嫌い分かれそうですが、個人的には最も好きな手法です。もちろんマナーやモラルを厳守した上で。

5. プレゼン資料を公開する、しかもQRコードで配布

セミナーで使ったプレゼン資料をハンズアウトとして印刷するのは時代錯誤です。Slideshareに投稿して、オープンに公開しましょう。参加できなかった人にもイベントの模様を共有できるだけでなく、セミナー開催を知らなかった人に、興味を持ってもらういいチャンスです。

さらに、そのURLでかわいいQRコードを作れば、話題になる可能性もあります。

6. バーチャルに参加してもらう

イベントは現地に行かなくても、インターネットを介してバーチャルに参加できる時代です。UStreamでイベントの模様を実況中継し、でTwitterで共通のハッシュタグを使って、意見交換する光景も定着しつつありますね。Tweetwallyを使えば、ハッシュタグだけでなく、キーワードやユーザー名を検索条件に追加して、まとめサイトを公開できます。

実際に、ロサンゼルスで開催されたThe 2011 Blog World and New Media Expoは、現地に来れない人に対してバーチャルチケットを売り出し、the 2011 International Freelancers Day Conferenceは100%バーチャル参加者だったようです。

7. ついでに写真も映像も共有

FlickrやYoutubeのオフィシャルページを作って、イベント模様の写真や映像などを公開しちゃいましょう。次回に何かの役に立つ可能性もあります。

8. 来場者が動きたくなる仕掛け

カンファフェンスなど広いイベント会場で、来場者に色々と見て回ってほしい場合、Foursqureとか使えるかも。来場者がFoursqureで積極的にチェックインすると、人気のブースがひと目でわかったり、見忘れたブースを思い出すこともあります。

ただ、何らかのインセンティブがないと、みんながFoursqureをガンガン使うとは考えられません。例えば、サンディエゴで開催したComic-Conに出展した米BBCのドラマ「ドクター・フー」は、展示場に隠したQRコードを探し当てた人に賞品を用意して、集客しました。

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