- 編集部の見解や意向と異なる内容の場合があります
- 編集部は内容について正確性を保証できません
- 画像が表示されない場合、編集部では対応できません
- 内容の追加・修正も編集部では対応できません
「Web上のニュースリリースや情報発信といえば、Z会の手法は参考になる」
ありがたいことに、大変多くの方から言われるようになりました。
来年1月14日発売予定の『ウェブPR力 マスコミに頼らないPRとマーケティングの新ルール70』(翔泳社)にも、弊社の事例が記載されていたり、僕自身も
ネットPR事例セミナー
http://info.news2u.net/college/archive_03_01.html?banner_id=n_0925sm
次々に新しい手法に取り組む熱意と工夫が呼んだ成果/Z会の場合
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/06/03/5747
などにて、講演・取材を受けていたりします。
もちろん、ニュースリリースの原理原則論…つまり
・(ニュースリリースを)受け取った相手の立場を考える
・「継続的に」情報発信する(=自社が発信したいときだけ行う、では×)
などを無視してはいけないんですけど、
「ニュースリリースの書き方のコツ」
もいくつか存在します。
その中でも、最大のポイントの1つは
「他所のネタから、告知したいことへつなげる」
ことだと思います。
Aという商材を告知・宣伝したいのはわかります。
けれど、Aという商材の告知・宣伝をベタに行うだけでは
・つまらない文章になってしまう
・そもそも「Aという商材」に興味関心の高い対象の層にしか行き届かず、最も大事な「潜在顧客層」の掘り起こしには弱くなりがち
で、「手間かけて文章書いたのに、その効果は…」となってしまいます。
そこで、「他所からネタを引っ張る」ことをしましょう。
例として、今日、まさに先ほどZ会からリリースしたばかりのニュースリリース
【Z会の本】Z会のベストセラー書籍『速読速聴・英単語』『速読英単語』が、公務員試験受験生へのおすすめ参考書に!
http://www.news2u.net/releases/62008
を参考に解説します。
#必ず上記リリース(文字部分をクリックしてください)をご覧になった上で、下記をお読みください。
1)他の商材のネタから引っ張る。
今回のニュースリリースの訴求軸は、弊社の『速読速聴・英単語』『速読英単語』が取り上げられたことです。
しかし、裏の意図もありまして…
このような記事に仕立てると、リリースを最後まで読んだ方に対して
「えっ、Z会にも公務員講座あるんだ!」
という「気づき」につなげることができます。
つまりは、弊社の超売れ筋商品である『速読速聴・英単語』や『速読英単語』の認知・興味を利用して、“さりげなく”(ここがポイント)まだ告知が行き届いていない「Z会の公務員講座」の認知につなげる、というわけです。
「検索行動」がこれだけ発達したご時勢、最初から「Z会の公務員講座」への需要が高い人は、何らかの形で商材認知に行き着いているでしょう。
ニュースリリースを利用して「その需要自体に本人自身が気づいていない」人への認知効果を高めるには、「他の商材から引っ張る」のは絶大です。
2)他所の企業のネタから引っ張る
あなたの企業の商材・サービスに興味がある方は、そもそも新商材・サービスのニュースリリースを出せば、目に触れやすいんです。
しかし、大切なのは、そんな方々以外の、潜在需要の掘り起こしと認知の醸成。1)でもそうでしたが。
とはいえ、「商品ばかりか、企業へも需要が顕在化していない」層へ行き届かせるのは、とーっても大切ですけれど、とーっても難しくもある部分。
だから、「他企業のネタ」に乗っかるわけです。
そうすると、今回の例で言えば、「日本実業出版社」で出た「公務員対策本」に興味のある層に、「おっ、あのZ会が、今では公務員講座までやっているんだ、これは対策として有効そうだな」という興味関心を醸成できる可能性が出てくるわけです。
そして…「他所の企業のネタから引っ張ってリリースにする」ことには、副次的効果があります。
それは「その他所の企業をして、自社の宣伝につなげてくれる場合がある」こと。
日本実業出版社さんには、仲良くしている方もいらっしゃいます。
その方に「こんなニュースリリース出しておいたよ~」とちょろっと一報。
すると、先方も気持ちよくなって、自社のニュースリリースやブログ、ツイッターなどで「Z会さんのニュースリリースで取り上げてもらいました!」なんて、書いてくれることもたくさんあります。
今回がどうなるかはわかりませんし、最初からそんなこと期待してはいけません。
#ここで「期待する」ことを過大にする人は、その時点で「クオリティの高いニュースリリース」を書けない人ですね。
ただ、「気持ちの良い関係」を築けている人間同士では、「会社」という殻を使い、レバレッジをかけて、会社間のニュースリリースを通じた相乗効果を発揮したこと、これまで何度もあることだけは確かです。
「期待はしていない」けれど、「期待していないことをやってくれるととっても嬉しい」という感覚が共有できている人間関係であれば。
1)と2)、気づいている方がとても少ない盲点ですので、是非試してみてください。ニュースリリースは、「安い」告知宣伝の1つですので。
もっとも、冒頭に上げた前提を弁えていなかったり、「他所さま」の気持ちを考える~つまり、自分だったらどんなことをされると嬉しいか、を考える~ことをしなかったりする人であれば、いくらコツを覚えたところで、「良いニュースリリース活動」なんて100年かかってもできないとは思いますが。
◆本投稿記事は、毎日更新中のZ会ブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。
ソーシャルもやってます!