検索エンジンが歩み寄ったのはユーザーにではなく、時代に

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重要な役割を担った検索エンジン

ドッグイヤーを飛び越え、マウスイヤーとまで言われるIT業界において、そして情報爆発と称されるくらいあまたの情報が飽和しているインターネット上において、「検索エンジン」というツールは、もはや必須のツールとなっています。

ちっとも大袈裟とは思いませんが、「検索エンジン」なしで、インターネットをネットサーフするということは、裸で戦場に立つのと同義だとさえ考えます。

もちろん検索エンジンもその重役の意味を理解しており、その役割の幅を広げ、単に存在するものの中から該当する情報を提供するだけではなく、検索ユーザーのより求めている情報を提供出来る様に、「求めている情報」とのマッチング技術の開発・改善に力を注いでいます。

各検索エンジンの機能拡充にその成果が如実に現れていたりしますが、普通の方は意識していないでしょうから、この変化には気付きにくかったりします。

例えば、検索結果に画像や動画などといった、マルチミックスした検索結果を提供する「ユニバーサル検索」。検索ユーザー個々人の趣味趣向に合わせた検索結果を提供する「パーソナライズド検索」。つい先日実装された検索結果を、検索ユーザーが任意にフィルタリングすることで、より求めている検索結果に加工することが出来る「検索ツール」、表示された検索結果を任意の順位へ加工することが出来る「Search Wiki」なども、検索ユーザーの利便性を向上させる一端を担うでしょう。

但し、前に挙げた「ユニバーサル検索」・「パーソナライズド検索」と、「検索ツール」・「Search Wiki」の大きな違いは、検索ユーザー視点で見た時に受動的か、能動的かといったことだと思います。

ちなみに、前者は受動的、後者は能動的なアプローチになります。

検索エンジンは、検索結果(SERP)を絶対不可侵のものとして、他社の介入を今まで許しませんでした。これは、長年に渡る検索エンジンを悪用してきた「検索エンジンスパム」との戦争によるものだと考えます。

しかし、検索対象となる情報量の爆発、そして検索エンジン利用者のニーズの多様化といったものに対応する為には、今までと同様の手段では限界が見えたのでしょう、よりアグレッシブにソーシャル性を取り入れていくような姿勢になっていったのだと思います。

一方で、ITテクノロジーの驚くべき進歩といったものも、その背景として大きく起因はしているでしょう。

このソーシャル性を取り入れていくという姿勢は、元来Googleには「ページランク」というかたちで備わっていました。ただ、この「ページランク」というものは、あくまで被リンク(あるサイトから、自分のサイトへ張ってもらったリンクの意。)による算出数値の為、今日の検索結果算出の為のアルゴリズムの一端でしかありませし、被リンク要素だけでは複雑なユーザーの求めている検索結果を算出することは難しいことだと、素人の私でも判断がつきます。

未だに被リンクを馬鹿の一つ覚えの様に、増幅させているSEO業者がいることを考えると、このページランクがいかに役に立たないかがうかがい知れるというものです。(そんなことをされて、検索結果がメチャクチャになっては困るので、そんなことは検索エンジンは放ってはおかないでしょうということ。)

日本は民主主義の国なので、皆で検索結果を良くして行こうというソーシャルシステムは馴染みが深いと思います。現に「Wikipedeia(ウィキペディア)」は、爆発的に普及していますからね。

ただ、今の日本国会の様に、必ずしも民主主義が良い結果を導くとも言いがたいのも事実です。もちろん数多の博士号を取得しているGoogleのエンジニア、もとい検索エンジン側もこの辺りは想定しているでしょうし、私の様な思いつきでシステム構築はしないでしょうから、その点は安心して良いと思いますw

結局、最終決定権はサービス提供者に委ねられているわけですから、少しでも検索エンジンが良くなるように願いを込めて、利用していくというのがユーザー側の賢い姿勢なのかもしれません。

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SEO対策レポートhttp://seo.anabebe.com/
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