JALやANAを抑えた1位は?「女性が活躍する会社ランキング」TOP10を発表【日経BP調べ】
日経BPが発行する女性誌『日経ウーマン』と、日本経済新聞社グループの「日経ウーマノミクス・プロジェクト」は、2025年版「女性が活躍する会社BEST100」を発表した。同調査は1988年から不定期で実施しており、今回で23回目を迎える。
女性が活躍する会社、JALやANAを抑えた1位は「EY Japan」

調査によると、「女性が活躍する会社」の総合1位は「EY Japan」で、2024年の7位から大きく順位を上げた。同社では女性向け階層別選抜研修を実施しており、女性役員候補育成のための「スポンサーシッププログラム」も強化している。2位は「日本航空」で、客室乗務員を経て営業支店長に就くなどの活躍が目立った。3位は「全日本空輸」がランクインし、24年6月時点で女性役員比率23.4%と高評価だった。
【管理職登用度】部門

管理職登用度では総合ランキングに続き「EY Japan」が1位に。取締役会相当の経営会議メンバーは17人中6人が女性となっている。2位は「PwC Japanグループ」で、24年度の女性管理職比率は23.9%。3位は「日本航空」で、24年度の女性役員比率は21.3%だった。
【管理職登用度】部門

女性活躍推進度では「大和証券グループ」と「東日本電信電話(NTT東日本)」が同率1位に。女性活躍の専任組織や、女性社員向けの研修制度の展開などで評価されている。
【ワークライフバランス度】部門

ワークライフバランス度では、男性育休の取得率が12年連続100%を達成した「日本生命保険」が1位に。2位は「住友生命保険」で、残業時間減に伴う給与の減少分を、賞与に加算して支給する給与制度が評価された。3位は「明治安田生命保険」で、出産予定日8週前から育休を取得できる「産前パパ育休」を導入している。
【人材多様性度】部門

人材多様性度では、1位は「KDDI」、2位は「三越伊勢丹」、3位は「東京海上日動火災保険」がランクイン。男女の平均勤続年数の差が小さく、働きやすい職場が実現されている点や、障がい者雇用率などが高く評価された。
調査概要
- 【調査時期】2025年1月~2月中旬
- 【調査対象】上場企業など国内有力企業4543社を対象に調査。467社から回答を得た。
- 【調査機関】日経BPコンサルティング
- 【備考】設問や採点基準は有識者(聖心女子大学教授・大槻奈巳氏、キャリアン代表取締役・河野真理子氏、法政大学教授・武石恵美子氏)と本誌編集部で定めた。
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