Webでの新規顧客獲得、企業のマーケ担当「理想的な状況ではない」ほぼ7割【レイクルー調べ】
レイクルーは、「企業の新規顧客獲得状況の実態」に関する調査結果を発表した。企業のマーケティング担当者217人が回答している。
Web経由の新規顧客獲得比率は「10~29%」の企業が多数
まず、「現在何らかの新規顧客獲得施策に取り組んでいるか」を聞くと、「はい」82.5%、「いいえ」17.5%だった。何らかの新規顧客獲得施策に取り組んでいる179人に「具体的な施策内容」を聞くと、「Web広告」63.7%、「展示会・イベント等」49.7%、「PR」が上位。ただし4位以降も回答率30%を超える回答が複数並んでおり、多彩な施策がとられていることが判明した。

あわせて「新規顧客の獲得経路として、Web経由の比率はどれくらいか」を聞くと、「10~29%」23.5%、「10%未満」21.8%、「30~49%」「50~69%」同率14.5%となり、かなりのばらつきがある。

また、Web経由の新規顧客獲得経路があると回答した170人に「Web集客による新規顧客獲得状況について、理想と比べてどのように感じているか」を聞くと、「やや理想に届いていない」44.7%、「理想通りである」23.5%、「まったく理想に届いていない」22.4%、「理想を大きく上回っている」5.3%、「理想をやや上回っている」4.1%だった。“理想に届いていない”と感じている企業が計7割近く存在していることとなる。

あわせて「Web集客による新規顧客獲得の課題」を聞くと、「認知度・ブランド力の不足」41.8%、「コンテンツ不足やWebサイトの質の低さ」41.2%、「リソースや知識・スキル不足」37.1%が上位と、単純な原因ではなく複合している様子がうかがえる。

そして「今後、Web集客で新規顧客を獲得していくために、もっとも重要だと感じる取り組み」では、「SNSでの情報発信」44.1%、「広報・PR施策の推進」40.6%、「オウンドメディアの充実」32.4%が上位ながら、これも複数の回答が高い割合を示しており、多角的な取り組みが進められると推察される。

調査概要
- 【調査対象】企業のマーケティング担当者(20代~50代の男女)
- 【調査方法】インターネット調査(モニター提供元:RCリサーチデータ)
- 【調査時期】2025年4月8日~11日
- 【有効回答数】217人
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