通販サイトの返金手続を装い「PayPay」で逆に送金させる詐欺に消費者庁が注意呼びかけ

偽サイトで注文させ、「欠品なので返金する」とスマホで手続させて、いつの間にか送金

消費者庁は、インターネット通販サイトの返金手続を装い、スマートフォンのコード決済サービス「PayPay」から逆に送金させる新たな詐欺手口に注意してと2月28日に発表した。被害の拡大を防ぐため4件の偽サイト「HKR市場店」「online store」「Suzanne」「Typography」と、そのドメインを公表した。事業者の実体は不明。返金を装う新たな詐欺手口の情報を都道府県と市町村に提供して周知する。

消費者が注文した「偽サイト」

手口は、①偽の通販サイトで商品を注文させる、②「欠品のため返金する」と連絡、③LINEアカウントを「友だち」追加させる、④コード決済アプリ(○○ペイ)での返金を装う、⑤LINE通話で画面共有させてアプリの操作を指示、⑥消費者が気づかないうちに送金させる。比較的ニッチな商品や中古スポーツ用品、格安の高級ブランド品などを販売する偽サイトが使用され、支払方法は銀行振込やプリペイド型電子マネーに限定される。

振込に個人名義の口座が指定され、片言の日本語を話す外国人が対応する場合がある。極端に安い価格や限定的な支払方法、不自然な日本語などの通販サイトに注意して、スマホの操作を他人に委ねたり画面共有したりせず、「○○ペイで返金処理するしかない」と言われてもすぐに応じないこと、少しでも疑問を感じたら家族や知人、消費者ホットライン「188(いやや!)」や警察相談専用電話(#9110)に相談するよう呼びかけている。

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