ONE COMPATHが「Shufoo!」データを活用した「次世代販促支援AIツール」を夏に提供

TOPPANグループのONE COMPATHは、電子チラシサービス「Shufoo!」が保有するデータをAI(人工知能)の分析で活用する「次世代販促支援AIツール(仮)」を2025年夏に提供すると2月28日に発表した。Shufoo!を通じて蓄積された月間20万枚のチラシデータやユーザー1100万人の月間1億回以上の閲覧、月間1000万回の来店などの膨大なデータを活用して販促効果を分析・予測し、流通小売やメーカーの販促活動を最大化する。

全国のチラシのクリエイティブを催事テーマ、訴求文言、商品配置など細部までAIが徹底分析。全国・エリア別の特性や季節要因、気象要因も組み合わせ、より効果の高い販促企画の立案を支援する。店舗来店傾向を可視化する同社の「ビジットトラッキング」を活用して、新規・既存顧客の反応率や年代別の来店傾向など観点からチラシの効果を分析。どのような販促手法が特定の顧客層に効果的かを明らかにする。

販促実績と来店データを分析する「分析・レポーティング機能」、過去の実績から販促施策や価格設定を提案する「AIチャットボット機能」、効率的なチラシやバナーのクリエイティブ制作を支援する「クリエイティブ生成AI」も提供する。小売業界の販促部門は限られた人員で多様なメディア運用が求められ、購買行動の多様化で経験と勘の販促企画では的確なターゲティングや効果的な訴求が難しくなったことから新サービスを開発した。