社会人1年目社員が考えた「理想の上司」、一番人気は“実務サポート型上司”!【LI総研調べ】

1位「細かく教えてくれる」、2位「間違いを正してくれる」。

冨岡晶(Web担編集部)

2月28日 8:30

ALL DIFFERENTのラーニングイノベーション総合研究所は、「社会人1年目社員の理想の上司像」に関する調査結果を発表した。社会人1年目社員300人が回答している。

入社前後のギャップ「想像以上に良かった」より「想像以上に悪かった」のほうが多い

まず、上司とのコミュニケーションについて「入社前と入社後でギャップはあったか」と聞くと「ギャップあり」34.0%、「ギャップなし」66.0%で、一定数がギャップを感じていた。推移を見ると、「ギャップあり」が2022年57.7%、2023年64.7%で「ギャップなし」よりも高かったが、2024年はその割合が逆転し「ギャップなし」が上回っている。

入社前後で「ギャップあり」と回答した人に「そのギャップは想像以上に良かったか、悪かったか」を聞くと、「想像以上に良かった」43.1%、「想像以上に悪かった」56.9%でネガティブな評価のほうが上回る。

上司とのコミュニケーションについてのギャップ

具体的な内容では、「想像以上に良かった」と答えた群では「嬉しいと思った」「安心した」各52.3%で最多だったが、「不満を抱いた」9.1%、「会社を辞めたくなった」6.8%とネガティブな判断も続いている。

一方「想像以上に悪かった」と答えた群では、「貢献したいと感じた」32.8%が最多で、「落ち込んだ」31.0%、「成長の機会だと感じた」25.9%が続いている。いずれも、想像以上に良かった/悪かったこととその後の反応は比例しないようだ。

最後に「自分のキャリアアップにつながる“理想の上司”」について聞くと、「具体的に手順を細かく教えてくれる」26.7%、「間違いを指摘して正してくれる」25.3%、「誰に対しても公平でえこひいきしない」20.7%が上位で、“実務サポート型上司”が人気のようだ。

調査概要

  • 【調査対象】社会人1年目の就労者
  • 【調査方法】調査会社によるインターネット調査
  • 【調査時期】2024年10月12日~15日
  • 【有効回答数】300人
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