スマホ出荷台数、年間2900万台突破か? シェア1位は13期連続で「アップル」【MM総研調べ】

スマホの替え時? 携帯キャリアの競争激化でスマホ出荷台数は少し回復。

ICT市場調査コンサルティングのMM総研は、「2024年度上期 国内携帯電話端末※の出荷台数調査」を実施した。

※携帯電話出荷台数に含まれる端末:フィーチャーフォン、 スマートフォン

2024年度上期の携帯出荷台数、前年同期比8.3%増

調査によると、 2024年度上期の携帯電話出荷台数は1325.1万台で、前年同期比8.3%増となった。2000年度以降の上期出荷統計としては、2023年度上期に続いて2番目に少ない台数となっている。

内訳をみると、スマートフォンが1279.2万台(同10.5%増)、フィーチャーフォンは45.9万台(同29.6%減)で、総出荷台数に占めるスマートフォン比率は96.5%にのぼった。また、5Gスマートフォンは1272.9万台(同11.1%増)で、スマートフォン全体に占める5G対応比率は99.5%に拡大した。

携帯キャリアの競争激化による買い替え需要の回復により、スマートフォンの出荷台数は上昇傾向だ。2024年度通期の総出荷台数は、前年度比8.8%増の2903万台にのぼると予測される。

2024年度上期 メーカー別総出荷台数シェア

メーカー別総出荷台数を見ると、1位はアップルで、13期連続の首位を獲得。スマートフォン出荷台数シェアは4.5ポイント減の44.7%となった。なお、アップルによる独自の生成AI「Apple Intelligence」の日本語対応は2025年とアナウンスされており、対応以降のiPhone 16シリーズへの反応に注目が集まっている。

調査概要

携帯電話出荷台数に含まれる端末
  1. 従来型携帯電話(以下、フィーチャーフォン)
  2. スマートフォン 通信事業者別(5分類):1.ドコモ、2.KDDI(au・UQモバイル含む)、3.ソフトバンク(ワイモバイル含む)、4.楽天モバイル、5.オープン(メーカー直販やMVNO・量販店・ECサイトなどを経由して販売されるSIMフリー端末)
  3. 総出荷台数(①+②)
スマートフォンの定義 以下を条件としてMM総研による分類
  1. 以下OSを搭載(Android、iOS、Windows)
  2. 音声通話が可能(画面7インチ以上でヘッドセット利用を想定した端末は含まない)
  3. アプリやソフトウェアなどのカスタマイズが可能
  4. OS環境として(アプリ)開発仕様が公開されていること
  5. キャリア及びメーカーがスマートフォンと位置づけている製品
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