“親密圏”から“シン密圏”へ、Z世代からは位置情報共有が前提のライフスタイルに【博報堂調べ】
「賑わい」「信頼」「深め合い」「安心」という4つの価値から、新しいつながり方が誕生。
5/14 8:00 調査/リサーチ/統計 | 調査データ
博報堂、博報堂DYグループのSIGNINGは、「シン密圏プロジェクト」の一環として「シン密圏レポート~位置で近づく心の距離」を発表した。LinQとの0共同研究の成果として公開されたもので、LinQは1,500万以上DLされている位置情報共有サービス「whoo your world」を運営している。
本レポートでは、位置をシェアすることで、「親密」にとどまらない「賑わい」「信頼」「深め合い」「安心」といった4つの価値が生まれていることを発見。新たな4つの価値が拡げるつながりを「シン密圏」と名付けている。
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位置シェアラー”は、自分と位置が近い人と「ついで会い」
本プロジェクトの定量調査では、10~69歳男女1000人にアンケートを実施。その結果、10代では28.2%が位置情報共有サービスを利用していた。20代でも17.2%が利用しており、いわゆるZ世代では「位置情報共有する」ということが当たり前になりつつある様子がうかがえる。
一方で、「SNSの友達の中でも情報を公開する相手を限定している」という人は60.5%にのぼる。それだけに位置をシェアする相手は厳選されており、「もっとも親密な間柄(パートナーなど)」であると推察される。
こうした“位置シェアラー”は、自分と位置が近い人と「ついで会い」していたり、仕事などで同じ場所にいることに連帯を感じていた。
こうしたことから、「賑わい」「信頼」「深め合い」「安心」という4要素により「シン密圏」が構成され、新時代のつながり意識を与えていると考えられる。
定量調査概要
- 【調査対象】日本全国在住 10-69歳男女(広告代理業を除く)
- 【調査方法】Web定量調査(マクロミルモニタ)
- 【調査時期】2024年3月5日
- 【有効回答数】1000
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