拡大する一方の「ダークパターン」、認知2割に対し「押す気はなかったのに広告を押した」が3割で上回る【クロス・マーケティング調べ】

被害最多は女性50代、「急に不快な画像の広告表示」経験も他の年代より高い。

クロス・マーケティングは、2024年における「ダークパターン」に関する調査結果を発表した。20~69歳の男女1,100人が回答している。

「ダークパターン」とは、アプリやWebサイト、広告の表示・デザインをわかりにくくし、消費者にとって不利な決定・選択に意図的に誘導する手法を指す。×ボタンを押しにくい・押しても反応しない広告、退会や契約解除が複雑で分かりにくいサービス、緑ボタンがキャンセルなど選択を間違えやすいデザイン、重要事項が極度に小さなフォントで表示されたサイト、押しにくい位置やサイズの選択ボタン、「残りあと1つです」といった文言での誘導、無料に見せかけて有料契約を結ばせる広告など幅広い内容が該当する。

広告を巡るダークパターンが多数

まず「アプリ・ウェブサイトの利用時に感じる不快な事象」を20個提示し選択してもらうと、「広告が表示され、押す気はないのに誤って押してしまった(押しそうになった)」29.5%が全体で最多。性年代別で見ると、女性50代が特に高く、「急に不快な画像や苦手な画像の広告が表示された」経験も他の年代より高かった。

普段アプリ・ウェブサイトを見ていて経験したことがあるもの
1. ネット通販で、知らないうちに手数料が追加された(されそうになった)
2. 1か月無料というので申し込んだら、知らないうちに定期契約に移行していた
3. タイムセールのカウントダウンが表示され、つい慌てて購入した(しそうになった)
4. 「まもなくセール終了」と表示されたが、実際のセール期間は不明だった
5. 高い品の購入ボタンが目立ち、安い商品がわかりにくい
6. 選択肢の「はい」「いいえ」が判別しにくく、選びにくい
7. ホテルやレストランの予約ページで「現在●名が見ている」を見て、つい予約した(しそうになった)
8. ヤラセやサクラのような口コミ・レビューを見かけた
9. ネット通販で「在庫僅少」と表示され、つい商品を購入した(しそうになった)
10. サービスを解約しようと思っても、解約ページが見つけにくい
11. サービス解約の電話がなかなかつながらない
12. サービスを解約するために長いアンケートがあり、解約に手間がかかる
13. 閲覧に会員登録が必要で、不要だと感じる情報も求められた
14. 閲覧のために会員登録をしたら、メルマガの配信も登録された
15. 欲しい商品をクリックしたら、調査のためのダミーメニューで買えなかった
16. 繰り返しポップアップが表示され、仕方なく「はい」を選択した(しそうになった)
17. 初期状態でメルマガを「受け取る」になっていて、いちいち外す必要があった
18. 広告が表示され、押す気はないのに誤って押してしまった(押しそうになった)
19. 人前で、音が出る広告を間違って押してしまった
20. 急に不快な画像や苦手な画像の広告が表示された

「こうしたダークパターンを使っているアプリ・ウェブサイトに接触したときの気持ち」について聞くと、「時間の無駄」44.0%が最多。「腹が立つ・いらいらする」41.9%も多い。こうした出来事がインターネットで増えているためか、「信頼できるアプリ・ウェブサイト」について聞くと、39.9%が「信頼できるアプリやウェブサイトはない」と回答している。

なお「ダークパターンという言葉の認知」を聞くと、「意味まで知っている」5.7%、「聞いたことがある程度」16.7%で、2割台にとどまった。

調査概要

  • 【調査対象】20~69歳の男女
  • 【調査方法】インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
  • 【調査時期】2024年4月5日~6日
  • 【有効回答数】1,100サンプル
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