「Z世代は論文もフリック入力」はホント? 職業・年代別フリック入力率が判明!【NTTドコモ・モバ研調べ】
NTTドコモ モバイル社会研究所は、「スマホでのフリック入力」に関する調査結果を発表した。全国・15~79歳男女5,652人が回答している。
「フリック入力」はスマホ独特の文字入力方法。指で選択した文字を上下左右にスライドさせて離すこと(フリック)で同じ行の文字を入力できる。たとえば「あ」を選択してフリックすることで「い」「う」「え」「お」が入力できる。
近年のスマホの普及で、PCのキーボード入力以上に利用され「最近の大学生は、論文をスマホでフリック入力している」という説も流布している。
15~24歳の女性の約半数がフリック入力を利用
まず全体に「フリック入力を使っているかどうか」を聞くと、約21%が「利用している」と回答。15~24歳のいわゆるZ世代では4割ほどがフリック入力を使用。25~39歳で3割、40~59歳で2割、60~79歳で1割程度と、年齢があがるほどその率は下がる。代わりにQWERTY入力や音声入力などが使用されているようだ。性年齢別で見ると15~24歳の女性では、約半数がフリック入力を利用している。
次に職業別で利用率を見ると、「学生」43%が特に高く、「会社員・団体職員」23%、「公務員・教職員」22%がそれに続く。一方で「専業主夫・主婦」は14%にとどまる。
フリック入力を使っている人と使っていない人で、ネットのサービス利用率を比較すると、どの年代でも、フリック入力を使っている人は各サービスの利用率が平均よりも高く、フリック入力を使っていない人はサービスの利用率が低かった。特に60~79歳は、フリック入力を使っている人のサービス利用率が顕著に高かった。
なおパソコンとの相関を見ると、25~39歳、40~59歳ではパソコンを利用する人のほうがフリック入力を使っている割合が高かった。15~24歳、60~79歳では大きな差は見られなかった。
調査概要
- 【調査対象】全国・15~79歳男女
- 【調査方法】Web
- 【調査時期】2023年2月
- 【有効回答数】5,652
ソーシャルもやってます!