若者をカジュアルに侵食する「闇バイト」、勧誘経験のある大学生が4割超!【ペンマーク調べ】
ペンマークは、「Z世代の闇バイト実態調査」の結果を発表した。高校生・大学生向けの学習管理SNS「Penmark」の公式LINEアカウントを利用中の現役大学生1,808人が回答している。
「闇バイト」の内容は、基本的に詐欺の受け子や出し子、強盗等の実行犯といったものだ。「高額収入」などをうたい文句にした募集で、文字どおりバイト感覚で集められた人たちが実行犯になる。計画立案し指示を出す黒幕側は、初回は簡単な業務を紹介しつつ、免許証や保険証などの個人情報をおさえ、徐々に危険な業務に関わらせるというのが基本だ。闇バイトの募集にはSNSや地域の掲示板、求人チラシなどが使われており、未成年や若年層が巻き込まれ、捨て駒にされることも問題となっている。
「高額収入」「リスクなし」「犯罪ではありません」といった募集には徹底的に注意を
まず「闇バイトという言葉を知っているか」と聞くと、「知っている」94.5%と非常に高い結果となった。それだけZ世代に身近な話題と推測される。
一方で「闇バイトはすべてが犯罪だと思うか」という質問には、75.5%が「犯罪だと思う」とした一方、24.5%は「犯罪ではないと思う」と回答している。ただし警察庁は「闇バイトは犯罪実行者の募集です」としており、「書類を受け取るだけ」といった表面上問題のなさそうな行動でも、犯罪への荷担として扱われる。例外はないと考えていたほうがよいだろう。
そこで具体的に「怪しい求人を見たり闇バイトに勧誘されたことがあるか」を聞くと、約41.5%が「ある」と回答。かなりの数の学生が、すでに闇バイトとの接点を持っているようだ。
さらに「闇バイトや怪しいバイトをしたことがあるか。知人に経験者はいるか」については、「ある/いる」としたのは6.9%だった。
調査概要
- 【調査対象】「Penmark公式LINEアカウント」を利用中の学生
- 【調査方法】LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
- 【調査時期】第一回目2023年5月23日~25日 / 第二回目2023年6月4日~6日 / 第三回目2023年6月16日~18日
- 【有効回答数】1,808人
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