誹謗中傷・悪質コメント「書いたことある」6.3%に対し「書かれたことある」は何%?【ビッグローブ調べ】

「投稿するとき何も考えていない」は50代で23.6%、誹謗中傷にならないよう配慮を。

ビッグローブ(BIGLOBE)は、「インターネット上の誹謗中傷」に関する調査結果を発表した。全国の20代~50代の男女1,000人が回答している。

「侮辱罪の厳罰化」は約8割が希望

政治・芸能・スポーツなど、さまざまな出来事について厳しい意見を述べたくなることは多い。ただ客観的には誹謗中傷・悪質コメントになってしまっていることも多いし、公人ではなく一般個人や商店などが誹謗中傷を受けるケースも多々発生している。

まず、インターネットでの誹謗中傷・悪質コメントについて「書き込まれたことがあるか」と聞くと、「ある」は10.9%。年代別では「30代」が一番多く13.6%だった。

一方「書き込んだことがあるか」を聞くと、「ある」は6.3%。年代別では「20代」が最多で10.0%だった。いずれの世代でも書かれた人より書いた人のほうが少ないが、若い世代ほど誹謗中傷・悪質コメントを書いた経験のある人が多い。

そもそも「インターネット上に何かしらの投稿をしたことがあるか」については、394人(39.4%)が「ある」と回答しており、実際には少数派で投稿はせず見るだけという人が多い。また投稿数自体が若い世代ほど多い。

投稿経験のある394人に「投稿を行う際の考え方」を聞くと、「誹謗中傷にならないように必ず確認をして投稿をしている」と回答した人の割合は50.5%。年代別に見ると「30代」55.7%がもっとも高く、若い世代ほど注意を払っていることがわかる。

逆にいえば残るほぼ半数は、必ず確認しているわけではなく、「何かを考えて投稿することはない(何も考えていない)」という人は50代で23.6%、20代でも16.8%存在した。

最後に「侮辱罪の厳罰化やインターネット上での誹謗中傷に関する条例の制定」について聞くと、「厳罰化を望む」48.9%、「やや厳罰化を望む」33.8%で、合計が8割を超えている。

調査概要

  • 【調査対象】全国の20代~50代の男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2023年8月8日~9日
  • 【有効回答数】1,000人
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